イヤホンの魅力に取り憑かれはじめているがちゃお(@gachao32)です。
高音質ながらコスパが高いイヤホンで有名なSOUNDPEATSの最新ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』のレビューです。
なんと今回は縁あって発売前のイヤホンを体験できる機会をいただきました。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の特徴はなんといっても、xMEMS社製MEMSドライバーを搭載していること。
新型ドライバー以外にも-45dBのノイズキャンセリング / 外音取り込み / マルチポイント / LDAC対応などワイヤレスイヤホンにほしい機能ももれなく搭載されています。
それでは早速詳細を見ていきましょう。

- 迫力がありながら解像度の高い音質がGOOD
- マルチポイント対応で2台同時接続可能
- 実用的なノイズキャンセリング / 外音取り込み機能
- 装着感は良好
- ワイヤレス充電には非対応
- ケース収納の向きは小型化とのトレードオフか
高級イヤホンにも引けを取らない音質
前提として、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ は13,880円で買えるエントリーからミドルクラスのワイヤレスイヤホンです。
しかしながら、その音質はハイエンドクラスにも引けを取らないのでは!?と思わせてくれます。

柔らかくノビのある高音域
xMEMS製「Cowell」と呼ばれる新技術搭載のMEMSドライバーから繰り出される高音域は、デジタル感の少ない柔らかな音で、とてものびやか。
同価格帯で11mmのダイナミックドライバーを搭載しているAnker Liberty 4 NCと比較しても音の違いはあきらかです。素人ながらこれはレベルが違うなと感じます。
クリアなボーカルが気持ちいい中音域
こちらもMEMSドライバーの恩恵でしょうか、中音域も解像度が高くとてもクリアに聞こえます。
どんなジャンルの曲にも合うはず。
迫力のありながら主張しすぎない低音域
12mmの大口径ダイナミックドライバーも搭載しており、低音域の迫力も文句なし。
しっかりと低音を感じることができるのに、主張しすぎることなく迫力感や重厚感を与えてくれます。
MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリット構成を採用したことで、それぞれの特徴がありながら、すべてがいいバランスで馴染んでおり、一つの曲として成立している。聞いていてとても気持ちがいいサウンドを楽しむことが出来ます。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のスペックや外観

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はMEMSドライバーに目が行きがちですが、ワイヤレスイヤホンにほしい機能が他にもしっかりと搭載されています。
見た目もシンプルでコンパクト。高級感も感じます。
スペック
製品名 | SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ |
---|---|
通信方式 | Bluetooth5.3 |
対応コーデック | AAC / SBC / LDAC |
ドライバー方式 | MEMSドライバー 12mmダイナミックドライバー |
重さ(イヤホン / ケース込み) | 4.8g(実測)/ 49.9g(実測) |
再生時間(イヤホン / ケース込み) | 最大約6.5時間 / 約43時間 |
充電方式 | USB-C |
ノイズキャンセリング | Adaptive ANC |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
ゲームモード | 対応 |
防水性能 | IPX4 |
着脱センサー | 非対応 |
アプリ | 対応 |
カラー展開 | ブラック |
価格 | 13,880円 |
あえて言うならワイヤレス充電に対応していない点が残念なポイントですかね。ケース込みの再生時間が43時間というのはなかなか長いと思うのでうまくカバーされていますね。
外観
同梱物は、イヤホン本体 / 充電用ケーブル / イヤーピース / ユーザーガイド / ステッカー。


イヤーピースは初めからついているものと合わせて3サイズ。

充電用ケーブルはUSB-C。

本題のイヤホンはこちら。

ケース表面はマットな質感で高級感があります。持った時に滑りにくいのがいいですね。

サイズは手のひらにすっぽりと収まる。

正面には開閉時に光るインジケーター。

背面にはSOUNDPEATSのロゴ。

底面には充電用のUSB-Cポートとペアリングボタン。

開けるとこんな感じ。スティックが内側に収納されています。

イヤホン本体もケース同様マットなブラック。ロゴや金具の部分はゴールドでこちらも高級感があります。

マイクは全部で3つ。



スティック部分は長すぎず短すぎないちょうどいい長さ。

本体の操作はタッチ式で、スティック上部のロゴ部分をタッチ。

重さは実測で4.8g。ケース込みで49.9gです。


SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の使い勝手
- 迫力がありながら解像度の高い音質がGOOD
- マルチポイント対応で2台同時接続可能
- 実用的なノイズキャンセリング / 外音取り込み機能
- 装着感は良好
- ワイヤレス充電には非対応
- ケース収納の向きは小型化とのトレードオフか
迫力がありながら解像度の高い音質がGOOD
音質についてはすでに述べましたが、MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーのデュアル構成により、柔らかくノビのある解像度の高い高音域と迫力のある低音域とのバランスがよく、聞いていてとても気持ちの良いサウンドです。
Anker SoundCore Liberty 4 NC < SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ≦ BOSE QuietComfort Earbuds Ⅱ
好みの問題もあると思いますが、同価格帯のLiberty 4 NCと比べると迫力や解像度の違いがはっきりとわかります。QuietComfort Earbuds Ⅱとの差はわずかで上品さが足りないかなと感じる程度。
価格差を考えると音質だけではSOUNDPEATS Capsule3 Pro+でも十分満足のできる音だと思います。

Anker Soundcore Liberty 4 NC / BOSE QuietComfort Earbuds Ⅱについてのレビューはこちら


実用的なノイズキャンセリング / 外音取り込み機能
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はAdaptive ANCが搭載されており、‐45dBのノイズカット性能があります。
Adaptive ANCとは、使用環境や状況に合わせてノイズキャンセリングの強さを自動調整してくれる機能。
低音域のノイズはしっかりと消してくれる一方、人の声などの高音域はうっすら遠くで聞こえる程度に。
音楽をかけてしまえば残りのノイズも気にならなくなり、しっかりと音楽に没入させてくれます。
ノイズキャンセリング性能が売りのAnker Soundcore Liberty 4 NCと比べても遜色なし。強力だと言っていいでしょう。
外音取り込み機能もなかなかに優秀で、聞こえる音はデジタル感が少なく自然です。ホワイトノイズもあまり感じませんが、ややこもったような密閉感を感じます。
装着感は良好
装着したときのフィット感はとても良いです。2~3時間つけていても痛くなることはありませんでした。もちろん個人差はあると思いますが…


タッチセンサーの位置と反応もちょうどよく、誤タッチもなく取り外しができます。
ワイヤレス充電には非対応
最近では低価格帯であっても対応している製品が増えてきているので、当然対応していると思いきやまさかの非対応。
調べてみるとSOUNDPEATSの製品はワイヤレス充電対応製品はあまり多くないようなので、重要視していないのかもしれないですね。
バッテリー持ちはケース込みで43時間と長くなっているので、うまくカバーしてくれていると思います。
ケース収納の向きは小型化とのトレードオフか
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はイヤホン収納時と装着時の向きが逆になります。


丸型のコンパクトなケースのイヤホンに多いのですが、これが地味に面倒なんですよね。個人的な意見ですが苦手です。
取り出すときも収納するときも、いちいち向きを逆にしなければいけないから。
幸い、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のイヤホン本体がマットな質感で滑りやすいわけではないので、落としそうになることは少ないですが。
イヤホンの形状を考えるとこの向きのほうがケースを小型化できると思うので致し方ない問題ですかね。
専用アプリでできること
SOUNDPEATSのイヤホンには専用アプリ「PeatsAudio」があり、ジェスチャー操作のカスタマイズやイコライザーの調整などを行うことが出来ます。
充電残量の確認 / モードの切替 / ジェスチャー操作のカスタマイズ
電池残量の確認
イヤホン本体の順電残量を確認することができます。
ケースの残量までわかると良かったかな。

モードの切替
ノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替えやゲームモード(低遅延モード)、マルチポイントなど各種モードを切り替えることができます。
マルチポイントの切り替えはアプリで行う必要があります。LDACで聞きたい場合はOFFにする必要があるので、よく使う人にはアプリが必須です。
ゲームモードは後述するジェスチャー操作のカスタマイズで割当が可能です。
ジェスチャー操作のカスタマイズ
ワンタップ / ダブルタップ / トリプルタップ / 1.5秒長押しにそれぞれ機能を割り当てることができます。
- 音量を上げる
- 音量を下げる
- 前の曲
- 次の曲
- 再生 / 停止
- ゲームモード
- ノイズキャンセリング
- 音声アシスタント
- なし
左右それぞれ別の機能を割り当てれるので、合計8種類の機能を呼び出すことができます。


イコライザー
3種類のイコライザー設定が用意されています。
アダプティブイコライザー
聴覚検査を行いユーザーに最適化されるよう調整をしてくれます。
テストは簡単で、スタートを押して音が聞こえたら”聞こえました”をタップしていきます。




プリセット
9種類のプリセットが用意されているので好みに合わせて使い分けることができます。

カスタマイズ
自分の好みに合うよう1から調整することも可能です。

まとめ|新型のMEMSドライバーによる高音質なサウンドは魅力的

今回はSOUNDPEATS Capsule3 Pro+をレビューしてきました。
- 迫力がありながら解像度の高い音質がGOOD
- マルチポイント対応で2台同時接続可能
- 実用的なノイズキャンセリング / 外音取り込み機能
- 装着感は良好
なんといっても新型のMEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーのデュアル構成によって繰り出される、迫力のある解像度の高いクリアなサウンドが魅力なイヤホンです。
音質だけでなく、Adaptive ANCや外音取り込み機能、LDAC対応など欲しい機能はちゃんとそろっています。
完成度のとても高いイヤホンだと思いますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。