どうも、がちゃお(@gachao32)です。
今回は、MATECHのMagOn Air 5000というMagSafe対応モバイルバッテリーを紹介していきます。このモバイルバッテリーは世界初の機能を搭載したちょっと変わり種なんですけど、僕が望んでいた使い方にベストマッチすると思って購入しました。
数あるMagSafe対応モバイルバッテリーの中から「MATECH MagOn Air 5000」を選んだ理由は至ってシンプル。両面にマグネットを搭載しているからです。これによって、MagSafe対応スタンドにモバイルバッテリーごと固定できる。つまり、充電しながらスマホをスタンドで使えるんです。初めて試したときは「まさにこれだ」と感動しました。
もちろん、この製品の魅力はそれだけではありませんよ。
そんなMATECH MagOn Air 5000について、両面マグネットだからこそ実現できた便利な使い方をメインに、魅力や気になるポイントまでじっくりレビューしていきます。
なぜ両面マグネットがよかったのか

MagOn Air 5000最大の魅力はこの両面マグネット機能だと思っていて、これまでのモバイルバッテリーでありそうでなかった機能なんですよね。
ちなみにMagSafe充電器には両面マグネットタイプが存在していて、便利さはすでに体験済みだったんですけど、やっぱりケーブルレスで使えなければいけない場面もあり、モバイルバッテリーで両面マグネットがついたものを探していました。
スタンドに挟めるから“ながら充電”が快適に
もともと妻の悩みを解消するためなんですが、夜のリラックスタイムにソファーでのんびりしながら動画を楽しみたい。充電のためにケーブルをつなぐのがめんどくさい。そんな悩みを解決してくれたのが、両面マグネットがついたMATECH MagOn Air 5000です。
スタンドに立てながらハンズフリーで動画を楽しみつつ、充電もできる。こんな使い方ができるのは唯一無二なんです。

みなさんもお気に入りのスタンドがあるかと思いますが、充電を気にして好きな場所において使えない。なんてことは避けたいですよね。好きな高さ、好きな角度、好きな場所でみるから意味があるんですよ。
それがデスクであるならば、まだ充電用ケーブルを引っ張ってくることはできるでしょう。しかし、妻のように充電エリアから離れたソファーで楽しみたい場合には、充電問題は簡単にはいきません。

ちょっとした工夫で日常のストレスが解消される、素敵なアイデアだなと思います。今では家の中ではMagOn Air 5000が手放せなくなりました。
MagSafe対応モバイルバッテリーがあればDIYするのもあり
ちなみにMagSafe対応モバイルバッテリーをすでに持っているのであれば、簡単なDIYで同じ使用感を体験することができます。
モバイルバッテリーの背面にマグネットシールを貼り付けるだけ。これだけでスマホに固定しながら、スタンドにも固定して使うことができるようになります。

モバイルバッテリーを増やしたくないという人は、この方法もありかもしれません。
ただどうしても残念な見た目にはなってしまいますから、デザインにもこだわりたい人は大人しくMagOn Air 5000を購入することをおすすめします。


世界初の本体へのワイヤレス充電

MagOn Air 5000のすごいところは両面マグネットだけじゃないんです。なんとモバイルバッテリー本体への充電もワイヤレスで行えてしまうんです。おかげで完全にケーブルレスで使用することが可能になるんですね。これはすごい。
スマホのワイヤレス充電器があれが乗せてあげるだけで充電ができてしまうのは本当に楽です。その状態でスマホを接続してあげれば、スマホに充電をしながらモバイルバッテリーへの充電(パススルー充電)もできてしまうので、残量を気にすることなく使用し続けることができます。まさにシームレスな使い方ですね。

寝る前に2台まとめてセットしておけば、起きたときにはどちらもフル充電。これもありそうでなかった機能ですね。
先ほど、モバイルバッテリーをDIYすれば同じように使えると言いましたが、このモバイルバッテリーへのワイヤレス充電機能が使えるわけではないのでご注意を。
また背面は入力だけでなく、出力も行えるため、ワイヤレスイヤホンなどの充電も可能です。スマホに固定すれば2台同時に充電することも。

2台同時でのワイヤレス充電ができるモバイルバッテリーは他社からも販売されていますが、MATECHではモバイルバッテリーへの充電も行えること、背面にもマグネットが搭載されている点で差別化が図られています。
デザインと質感へのこだわり

MATECH MagOn Air 5000には機能面だけでなく、見た目のこだわりもつまっています。
レザー仕上げの高級感
MagOn Air 5000は、モバイルバッテリーではめずらしいレザー素材でできています。まるで財布かのようなレザーの質感は高級感があり、質感もとてもいいです。

最近のモバイルバッテリーでよく見かける、ケーブルやスタンドは内蔵していませんが、おかげでとてもシンプルな仕上がりになっていると思います。
カメラに干渉しない絶妙なサイズ
MagOn Air 5000はコンパクトな設計なのでカメラ部分に干渉することなく固定することができます。

iPhoneの無印シリーズやProシリーズで使用していますがこのとおりです。iPhone底面の収まりもよく、専用設計か?と思わせてくれるほどのピッタリ具合がたまりません。


MATECHは京都発のブランド

MATECHというブランドを知らない方もいるかと思いますが、京都発のプロダクトブランドなんです。
取扱説明書の案内から、さすがは日本製と思える丁寧さが垣間見えます。製品自体の作りも素晴らしいですからね。サポート体制もしっかり指定そうなので、安心して使うことができます。

大事にしているのは機能だけではない、手に取り使う人の体験。ユーザーのことを第一に考えているからこそのアイデア。日常に寄り添ってくれる「こういうのがほしかった」を体現してくれる製品を送り出してくれるブランドです。
MagOn Air 5000だけでなく、薄さにこだわったMagSafe対応モバイルバッテリーや充電器など、人気商品が他にも発売されています。これからのMATECHに注目していきましょう。
充電スペックは控えめ

両面ワイヤレス充電で2台同時に充電ができ、本体へもワイヤレスで充電ができるとても便利なモバイルバッテリーですが、充電性能自体はやや控えめになっています。
| 出力 | ワイヤレス出力(スマホ側) 5W/7.5W(iPhone) 10W/15W(Android) ワイヤレス出力(背面側) 3.5W USB-C出力 20W(PPS対応機種では最大22W) |
| 入力 | ワイヤレス入力(背面側) 5W/10W USB-C入力 20W |
| サポート規格 | PD3.0 / PPS(3.30V-11V/2A:22W) / Qi |
MagSafeでの充電は可能ですが、Qi2規格ではなく古い世代の規格であるQiなので、iPhoneへは最大7.5Wの出力になります。
またケーブルレスで充電できて便利な本体へのワイヤレス充電ですが、こちらもパワーは控えめで5‐10Wとなっているので正直遅いです。
外出用で使うには物足りないかもしれませんが、家の中でスマホのバッテリーをもたせてくれればそれでいいわけで、僕の使用環境だと速度が気になることはありませんでした。使い方のところでもお話しましたが、夜間にまとめて充電しておくという意味でも速さは問題ありませんしね。唯一無二な使い方ができることのほうが重要かなと感じました。
高速に充電したい場合は、入出力ともに有線の使用をおすすめします。MagOn Air 5000にはしっかりとUSB-Cケーブルも同梱されているので安心です。(これまた質感がいいんだ)

バッテリー残量の確認がしづらい

MagOn Air 5000は4つのインジケーターでバッテリー残量を表示してくれます。充電中はもちろん点灯してくれるのでわかるのですが、使用していないときは電源ボタンを押すことで確認ができます。
確認しづらいタイミングというのが、MagOn Air 5000本体をワイヤレスで充電している時。ちょうどワイヤレス充電する側にインジケーターがついているので、全く見えないんですよね。正直ワイヤレス充電の速度は遅いのでそんなに頻繁に確認する必要もないのですけどね。


両面にわざわざつける必要もありませんし、これは致し方ないですね。
まとめ|両面マグネットで広がる使い方が最大の魅力

- 両面マグネット搭載
- 両面ワイヤレス充電に対応(本体へのワイヤレス充電は世界初)
- 質感のいいレザー仕上げ
- カメラに干渉しないちょうどいいサイズ感
- 充電速度は控えめ(Qi2は非対応)
MATECH MagOn Air 5000は、決して充電速度や容量で勝負するタイプのモバイルバッテリーではありません。ですが、両面マグネットというユニークな機能によって、スタンド利用など他にはない使い方を実現してくれるのが最大の魅力だと感じました。
レザー仕上げの質感や、カメラと干渉しにくい形状も所有欲を満たしてくれるポイント。細かい惜しい部分はあるものの、「こういう使い方をしたい」と思っていた人にとっては唯一無二の選択肢になり得ます。
もし「スタンドに固定したまま充電しつつ、スマホを使いたい」と考えているなら、MATECH MagOn Air 5000は間違いなくチェックしてほしいアイテムです。


