どうも、がちゃお(@gachao32)です。
ワークチェア選びってデザイン、機能性、価格…。どれを基準に選んだらいいか悩みますよね。
そんな方におすすめなワークチェアを紹介します。
FlexiSpotから発売されているC7 Airです。
- 7ヶ所の調整が可能
- 座面の前傾角度調整機能
- 全面メッシュ
- カラーはブラックとグレー
- 価格は5万円台
一言で言うなら「欲しい機能が全部入りなのに5万円台で買える高コスパなワークチェア」でしょうか。もちろんデザイン性も問題なしです。
特にこの価格帯で座面の前傾角度調整に対応しているのはとても魅力的だと思います。
今回はFlexiSpot C7 Airをじっくりとレビューしていきたいと思います。
- 調整可能箇所が多く使用者の体に合わせやすい
- 5万円台で前傾チルトが味わえる
- 4Dアームレストでデスク作業も快適
- オールメッシュで長時間の作業でもムレない
- 全体的な作りは大きめ
- ランバーサポートの圧が強め
- 組み立てが大変
- メンテナンスも大変かも
FlexiSpot C7 Airの特徴
FlexiSpot C7 Airは多機能ながらコスパが高いオフィスチェアです。
製品仕様
製品名 | C7 Air |
---|---|
重量 | 21.3kg |
耐荷重 | 130kg |
カラー | ブラック / グレー |
調整機能 | リクライニング ・最大128° / 4段階 座面高さ ・45.5-52.5cm 座面奥行き ・最大6cm アームレスト ・4D(高さ / 前後 / 左右 / 角度) ヘッドレスト ・2D(高さ / 角度) 座面角度 ランバーサポート |
素材 | シート・バックレスト ・メッシュ アームレスト ・PU 脚部・キャスター ・ナイロン |
価格 | 54,800円(グレーは+6,600円) |
同梱物
同梱物は以下の通り。
- バックレスト
- シート
- キャスター×5
- ヘッドレスト
- ガスシリンダー
- レッグフレーム
- アームレスト×2
- 座面金具
- 各種ボルト
- 六角レンチ
- 取扱説明書
組み立て方法
組み立ては取扱説明書に沿って行いました。工程としてはざっくりと7つ。
少々硬いですが押し込んで取り付けます。床の傷防止に段ボールを引いておくといいかもしれません。
取扱説明書では少々分かりづらいのですが、穴の位置に注意してください。
注意したいポイントはシートにアームレストやバックレストを取り付ける際、高さを出しておいたほうが作業が進めやすくなる点。
またシートに座面金具を取り付ける位置で迷ったのであらかじめ確認しておきましょう。
作業自体は1人で行い、撮影しながらということもありましたが3-40分ほどで完了しました。重たい部品もありますので2人だとより安全かつスムーズに作業が行えるかなと思います。
外観
今回グレーのカラーを選んでいますが、背面や座面のメッシュ部分、アームレストが濃いグレーでフレーム部分はホワイトの配色となっています。
見た目は高級ワークチェアのような佇まい。好みの問題もあると思いますがかっこいいデザイン。
全体的に金属パーツは少なく樹脂感強めな見た目です。
背面のフレームにはFlexiSpotのロゴが。
独立したランバーサポートは前後の調整が可能。バックレスト右側のレバーで調整します。
アームレストは幅も広くしっかりと腕を支えてくれます。
座面下左側にはリクライニングを調整するレバー。
反対右側のレバーで調整できるのは3ヶ所。
レバー奥から座面奥行き、座面高さ、リクライニングの硬さをそれぞれ調整することができます。
座面下右側には背面にもう1つレバーがあり、こちらでは座面の前傾角度を調整可能。角度の細かい調整は行えず、前傾オンオフ切り替えのようなもの。
ヘッドレストは高さと角度の調整が可能。不要な方は取り外しもできます。
グレーのカラーですがキャスターはブラック。ナイロン製で床への傷もつきにくく、動きはとても滑らかです。
FlexiSpot C7 Airを実際に使ってみた感想
実際にFlexiSpot C7 Airを使って感じたポイントを紹介します。
調整可能箇所が多く使用者の体に合わせやすい
全部で7ヶ所の調整が可能で、使う人の体に合わせて調整をすることができます。
ワークチェアは体に合ってこそ効果が発揮できますからね。
座面の高さ
座面の前後
座面の前傾角度
リクライニング
ランバーサポート
アームレスト(4D)
高さ
前後
左右
角度
ヘッドレスト(2D)
高さ
角度
難点としては調整箇所が多い分、慣れるまではどこのレバーでどこが動くのかがなかなか覚えられないこと。こればっかりは使って慣れていくしかないですね。
各種レバーへのアクセスは一応座ったままでも行えますが、若干姿勢は傾けなければ届きません。まぁ許容範囲ですかね。
5万円台で前傾チルトが味わえる
FlexiSpot C7 Airの特徴の1つが前傾チルト機能。
前傾チルトとはなにかというと、座面を前方へ傾ける機能のことをいいます。
どうしてもワークチェアのように座面や背面を包み込むようにしてくれると座り心地はいいのですがリラックスモードになってしまいがち。
そこで前傾チルトによって角度をつけると体が前のめりするような姿勢となり、デスクに向かいやすくなります。
書き物やタイピングなどのデスク作業が捗ると言われている姿勢をつくることができるのです。
この機能がついているワークチェアはそれほど多くはなく、代表的なものだとHerman Millerのアーロンチェアやセイルチェアのような高級と呼ばれるワークチェアに搭載されています。
およそ10万円くらいの価格帯になってくるのでなかなか使うことができなかったのですが、5万円台でこの機能をつけてくれたのは正直驚きです。
もちろん前傾チルトが万人に合うわけではありませんが、試してみようかなと思える価格なのが魅力かなと思います。
僕の場合は集中が切れてきたなというときの気持ちを切り替えたい場面で使っています。
4Dアームレストでデスク作業も快適
いくつかワークチェアを使ってきましたが、アームレストで大事なのって左右の角度調整だと思うんですよね。
ワークチェアの上で休息をとる場合には左右の角度調整がなくても特に問題はないのですが、いざデスク作業を行うときにはやや幅が広すぎることが多いです。
一応、内外の調整は可能ですが範囲はあまり広くありません。
そこで左右の角度調整がとても役に立ちます。
内側へ角度をつけることでタイピングの際にちょうど腕を置くことができ、快適に作業ができるようになります。
幅広でほどよい弾力もあり腕を置いていても痛くなることはありません。
こちらも価格帯の安いワークチェアでは省かれてしまいがちな機能なのでしっかりと搭載してくれているのはとてもありがたいです。
オールメッシュで長時間の作業でもムレ知らず
バックレストからシートまですべてメッシュになっているので、風通しよく長時間座っていてもムレにくく快適です。
メッシュの張り具合はやや固めかなという印象。ですが座っていておしりが痛いなと感じるほどではありません。
もちろんメッシュよりもウレタンが好きだという人もいると思います。
FlexiSpotのC7シリーズにはシートがモールドウレタンのC7というモデルもあります。
こちらは試していないので使用感はわかりませんが、C7に使われているモールドウレタンは密度や耐久性が高く、とても柔らかい座り心地みたいなのでウレタン派の人はチェックしてみてください。
全体的な作りは大きめ
僕の体型は170cm / 58kgのやや痩せ型。
FlexiSpot C7 Airの座面の高さに関しては45.5-52.5cmで調整可能なので問題なし。(以前は47.5-56.0cmだったようですね)
最低の高さも45.5cmなので、158cmの妻が座ってもちょうど良さそうでした。
その他、シートの横幅やアームレストの幅などが少し大きく感じます。あぐらをかくことも余裕でできちゃいます。
背面のデザインもカッコいいのですが、いかにもワークチェアという感じで存在感はありますね。
ランバーサポートの圧が強め
FlexiSpot C7 Airには調整可能なランバーサポートがついています。
ランバーサポートがあると背骨をS字をサポートしてくれ、姿勢の改善効果が期待できます。肩や首、腰にかかる負担が軽減され長時間の作業を快適に行うことができるようになります。
使用する人の姿勢にもよると思いますが、奥に引っ込めてもやや強いかなと。調整範囲がもう少し広がると良かったかなと感じました。
組み立てが大変
なかなかに重たいパーツを組み合わせながら、計14ヶ所となかなかに多いネジ止めをしていくので思っていたよりも大変でした。
以前購入したPalmworkのパームワークチェアはネジ止め箇所が少なくたったの5ヶ所でした。
コストの都合もあるので致し方ないかなとは思いますが、実際に組み立てられる方はご注意を。
メンテナンスも大変かも
個人的にワークチェア、特にメッシュタイプのものはシート下にホコリが溜まってくるのがとても気になります。
そのため掃除のしやすさはぜひとも抑えておきたいポイント。
FlexiSpot C7 Airの場合、シート下へのアクセスはよくしっかりと手を入れることができます。
しかしシート下の形状がよろしくない…。この凸凹した形状でなければいけないんですかねぇ。ものすごくホコリが溜まりそうですよね。
手は入っても掃除は大変そう。
また背面のデザインも凝っていてカッコいいのですが、ゴツゴツとしていてホコリが溜まりそうなところが多い印象。
そういう意味でもデザインはシンプルなほうがいいのかなと感じます。
FlexiSpot C7 Airはこんな人におすすめ
これからワークチェアの購入を考えている人の中から、FlexiSpot C7 Airをおすすめしたい人は、
- コスパのいい、前傾できるワークチェアが欲しい人
- 体が大きめな人
- 作業スペースに余裕がある人
なかなかこの価格で前傾チルト機能は手に入れられないので、使ってみたいけどちょっと手が出なかったという人もいるはず。コスパを重視したい人にはおすすめです。
FlexiSpot C7 Airは少々つくりが大きめかなと思いますので、使用する人の体格が小柄だと少々使いづらいかも知れません。
作業スペースにもゆとりがあるような人にはぴったりではないでしょうか。
まとめ
今回はFlexiSpotのC7 Airをレビューしてきました。
- 調整可能箇所が多く使用者の体に合わせやすい
- 5万円台で前傾チルトが味わえる
- 4Dアームレストでデスク作業も快適
- オールメッシュで長時間の作業でもムレない
高級なワークチェアにも引けを取らないような機能が搭載されています。それでいて座り心地も文句なし。
少々大きくて組み立てのしづらさもありますが、コスパよく多機能なワークチェアを試してみたいという人にはとてもおすすめです。