イヤホン勉強中のがちゃお(@gachao32)です。
ついに最強のノイズキャンセリングを体験してしまいました。BoseのQuietComfort Earbuds Ⅱです。
これまでも静寂を求めて、ワイヤレスイヤホンのAnker Soundcore Liberty 4 NCや耳栓のLoop Quietなどを試してきました。どれも価格を考えると十分な性能だとは思いますが、最強とはどれほどなのか。試さずにはいられませんでした。
ノイズキャンセリング性能はさすがの一言ですが、音質面も価格に見合う素晴らしいイヤホンだと感じました。
Boseには最新機種のQuietComfort Ultra Earbudsもあるものの、ノイズキャンセリング性能はQuietComfort Earbuds Ⅱと同等と言われています。
QuietComfort Ultra Earbudsの実機はありませんが両機種を比較しながら、今、QuietComfort Earbuds Ⅱを買うのはありなのか?どういう人にはおすすめできるのか?をレビューしていきたいと思います。
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ を今さら買うのはありか?
結論から言うと全然ありだと思います。理由は以下の通り。
- ドライバーの変化はなく、音質やノイズキャンセリング性能はほぼ変わらない
- 1万円以上の価格差がある
- 空間オーディオやマルチポイントはなくても困らない
QuietComfort Earbuds Ⅱ とQuietComfort Ultra Earbudsを比べてみましょう。まずはスペックから。
スペック
QuietComfort Earbuds Ⅱ | QuietComfort Ultra Earbuds | |
---|---|---|
通信方式 | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
重さ(イヤホン / ケース込み) | 7g(実測)/ 72.7g(実測) | 6.24g / 66g |
再生可能時間(イヤホン / ケース込み) | 最大6時間 / 最大24時間 | 最大6時間※ / 最大24時間 |
充電方式 | USB-C | USB-C |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング |
外音取り込み機能 | ActiveSenseテクノロジー | ActiveSenseテクノロジー |
空間オーディオ | なし | Immersive Audio |
マルチポイント | なし | あり |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
着脱センサー | あり | あり |
アプリ対応 | あり | あり |
カラー展開 | トリルブラック / ソープトーン / ミッドナイトブルー | ブラック / ホワイトスモーク /ムーンストーンブルー |
価格 | 39,600円→27,720円(特別価格) | 39,600円 |
- 対応コーデックが増えた(aptX / aptX Adaptive に対応)
- 空間オーディオ(Immersive Audioに対応)
- マルチポイントに対応
- 価格
ドライバーに変更がないことから音質やノイズキャンセリング性能はほぼ変わらず。
少々残念なのは、充電がワイヤレスに対応していないこと。最近の機種には搭載されている事が多いなかBose QuietComfort シリーズには非搭載です。
別途専用の充電ケースを購入することでどちらもワイヤレス充電は可能になります。
外観
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ の外観もチェックしていきましょう。こちらもQuietComfort Ultra Earbudsとほぼ同じとなっています。
同梱物はイヤホン、イヤーチップ、スタビリティバンド、USB A to Cケーブル、取扱説明書、クイックスタートガイド。
ケースはマットな質感で高級感があります。
手のひらに収まりますがやや大きめ。
ケースの前面にはBoseのロゴとLEDライト。
背面にはリセットとペアリングを行うボタン。
底面は充電用のUSB-Cポート。
イヤホン本体の形状は特徴的。
スタビリティバンドと呼ばれるシリコン製のバンドによって高い装着感が得られます。
ノズルの形状は楕円形。
イヤホン本体の内側と側面は光沢感のある素材。
背面ロゴの部分はマットな素材が使われています。この部分をタッチして操作していきます。
イヤホンとケースはマグネットにより固定され、下を向けても落ちません。
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ の特徴
イヤホンやスピーカーといえば”Bose”___
重低音で迫力のあるサウンドとノイズキャンセリングで有名です。
- 静寂を感じるノイズキャンセリング性能
- 迫力のある低音域を楽しめる
- ノイズキャンセリングとサウンドを最大限引き出すCustomTuneテクノロジー
- スワイプ操作が直感的で使いやすい
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ の特徴といえば、ワイヤレスイヤホン最強の呼び声高いノイズキャンセリング性能。
ながらく最高だと言われていたAirPods2をも超えると言われています。
またBoseらしい低音域の迫力は健在で、全体的にバランスの取れたリアルなサウンドを実現しています。
新たな機能として、CustomTuneテクノロジーが登場。CustomTuneテクノロジーとは、使う人の耳に合わせてサウンドやノイズキャンセリングのパーソナライズを行い、かつてないリスニング体験ををもたらしてくれます。
耳に装着するとドゥーンという音がながれ、イヤホン内蔵マイクがユーザーの耳の内部の音響反応を測定しパーソナライズします。
他のメーカーでもパーソナライズ機能が搭載されているものがでてきていますが、Boseのすごいところはイヤホン単体で行っていること。装着する事にチューニングしてくれるのでより高精度。
詳しくはBose公式をチェックしてみてください。
イヤホンの操作はタッチセンサー式、誤操作も少なく操作感は良好。スワイプで音量調節ができるのも直感的でいいですね。
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ の使用感レビュー
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ の実際の使用感についてレビューしていきます。
静寂が手に入る
BoseのQuietComfort シリーズと言えばノイズキャンセリング。
中でもQuietComfort Earbuds Ⅱ は最強クラスのノイズキャンセリング性能を誇ります。
実際に試してみると、そこには静寂が訪れます。
これは想像していたよりもすごいな。アクティブノイズキャンセリングが苦手だと言われている人の声も大幅にカットされている。
自宅で使用していると、2m先にいる家族の声すら届かない。
もちろん大きさにより効果にバラつきはでますが、家の中での普通の会話は気にならないレベル。音楽をかけてしまえばたちまち自分だけの世界に入ることができます。
集中して作業を行ったり、音楽に没頭したいときにはピッタリ。ぜひ一度この静寂を体験してみてほしいです。
低音だけじゃない、包みこまれるようなサウンド
音質についてもBoseといえば迫力のある低音。
こちらも噂通りの低音ですが、しっかりとボーカルの音や高音まで埋もれることなく聞くことができます。
違うイヤホンでは聞こえていなかったような音まで拾ってくれ、「こんな音鳴ってたっけ?」ということも多々ありました。
全体的に深みやまとまりがあり、包みこまれるような感覚になります。
これはちょっと今まで体験してきたイヤホンとはレベルが違う、さすが高級イヤホンだわ。
アプリでイコライザーを調整することで自分好みの音にすることも可能。
ノイズキャンセリングとあわせて極上の音楽体験をぜひ味わってみてください。
ノイズキャンセリングと音質を支えるCustomTuneテクノロジー
CustomTuneテクノロジーと呼ばれるパーソナライズ機能が、それぞれの質を高めてくれています。
BoseのCustomTuneテクノロジーの何がすごいかと言うと、耳に装着するたびに最適化が行われるところ。
耳につけた時のあの”ドゥーン”という音。最近ではこの音が聞きたくてついつい装着してしまいます。
毎回行われうと思うと安心感がありますよね。
実用的な外音取り込み性能
アウェイクモードと呼ばれていますが、外音取り込み性能もなかなかに優秀です。
静かなところでは若干ホワイトノイズが聞こえますが、環境音が聞こえる環境では気にならず。
電子的な音ではなく、すごく自然に聞こえてきます。音のこもりも感じられません。
十分つけた状態で会話をしたりできるので、ながら作業にも最適です。
アウェイクモードではActiveSenseテクノロジーと呼ばれる機能も搭載。
搭載されたマイクで拾った音をデジタル信号処理するもので、不意に発生したノイズに対してノイズキャンセリングレベルを上げ、不快さを軽減してくれます。
生活の中では扉の閉まる音やテレビのやや高い大きな音の際にノイズキャンセリングが効いてくるのがわかります。
これは好みが分かれるところ。自然に聞こえていて中で急にデジタル処理された感じがするので、なんとなく違和感のほうが強く僕はない方がいいかな。
アプリから On / Off を切り替えることができるのでお好みで。
抜群の操作感
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ の操作はタッチセンサー式ですが、誤操作も少なく、操作感は良好です。
特にいいのがスワイプでの音量調節が可能なこと。とても直感的でこれはいいですね。
多くのイヤホンはダブルもしくはトリプルタップで音量の調節を行いますが、手間が多く不便なためスマホで直接調節することが多かったのですが、Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ ではイヤホンでさっとできるのでとても便利です。
装着感はそれなりにある
見た目のインパクト通り、装着感もそれなりにあります。それなりの時間つけていると、少しずつ耳が痛くなってくる感じ。
重さが7gとやや重いこともあり、装着していると「あぁつけてるな」という感覚が常にあります。着圧感も強いかなと思いましたが、イヤーピースを変更することでそこは改善。
装着時の安定感は抜群で、スタビリティバンドのおかげか激しく頭を振っても外れる感じは全くしません。
ワイヤレス充電やマルチポイントには非対応
昨今のワイヤレスイヤホンには当然のように搭載されているワイヤレス充電やマルチポイントにはどちらも非対応と鳴っています。
まるで”イヤホン自体の性能で勝負するんだ”と言わんばかり。
ただマルチポイントはほしかったかなぁ。複数のデバイスで使うことも増えてきましたからね。
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ はどんな人におすすめ?
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ をおすすめしたいのは以下の人たち。
- とにかくノイズキャンセリング性能にこだわりたい人
- 迫力のある音楽を楽しみたい人
- できれば価格は抑えたい人
- 空間オーディオやマルチポイントは使わない
- おもにiPhoneで音楽を聞く人
Boseのワイヤレスイヤホンは現在、後継機のQuietComfort Ultra Earbudsが発売されています。そんな中あえてQuietComfort Earbuds Ⅱ を選ぶ理由としては、価格が抑えられたことと、ノイズキャンセリング性能や音質が十分優れていること。
空間オーディオやマルチポイントには新しく対応しているようですが、追加された機能がほしい人は最新のQuietComfort Ultra Earbudsをおすすめします。
対応コーデックもaptX / aptXadaptive が追加されていますが、対応している機種がまだ少なく、これを目当てに買うのは注意が必要。普段からおもにiPhoneで音楽を聞いている人にとっては恩恵はないのでQuietComfort Earbuds Ⅱ を選んで問題なし。
搭載されているドライバーに変更がないため、音質やノイズキャンセリング性能については大きく変わりありません。価格重視でQuietComfort Earbuds Ⅱは十分に選択肢に入るのではないでしょうか。
資金的に余裕があるのであれば比べてみたいところですけどね。
QuietComfort Ultra Earbudsとの比較は堀口さん(@infonumber333)やパパのひとりごとさん(@papa_hitorigoto)の動画を参考にさせていただきました。
Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ レビュー|まとめ
今回はBose QuietComfort Earbuds Ⅱ について、最新機種のQuietComfort Ultra Earbudsと比較しながら今買うのはありか?についてレビューしてみました。
音質やノイズキャンセリング性能などに大きな変更点はないものの、空間オーディオやマルチポイントといった新しい機能が追加されており価格も下がっているという差別化が図られています。
- とにかくノイズキャンセリング性能にこだわりたい人
- 迫力のある音楽を楽しみたい人
- できれば価格は抑えたい人
- 空間オーディオやマルチポイントは使わない
- おもにiPhoneで音楽を聞く人
上記ポイントに当てはまる人はQuietComfort Earbuds Ⅱ を選んでも問題なしです。ぜひ参考にしてみてください。