どうも、がちゃお(@gachao32)です。
とうとうゲットしてしまいました。白いウルトラワイドモニター。
白いデスク環境を作り込んでいく中で、ずっと気になっていたのがモニターの存在。
周辺機器は白でそろえたのに、ベゼルが黒いとどうしても浮いて見えてしまうんですよね。
さらに、以前から「一度はウルトラワイドモニターを試してみたい」という気持ちもありました。
作業領域が広がればマルチタスクもしやすいし、ブログ記事の作成にも活かせそうだなという期待もあり、どうせモニターを買い替えるなら次はウルトラワイドだと心に決めていました。
いざ『白いウルトラワイドモニター』を探してみたのですが、これが意外と選択肢が少ない…。ようやく見つけたのが、CRUAの34インチウルトラワイドモニター CR340HDMです。
一応ゲーミング用として販売されていますが、僕は主にデスクワーク用途で使用。購入の決め手はやはりコスパの高さで、セール時なら3万円以下で手に入るのはかなり魅力的。
「白いウルトラワイドを試してみたい」「コストを抑えて環境を整えたい」そんな人にぴったりのモデルだと思います。
今回はこのCRUAの34インチウルトラワイドモニター CR340HDMをレビューしていきます。
なぜCRUAのウルトラワイドモニターを選んだのか

まずは数あるモニターの中で、なぜCRUAのウルトラワイドモニターを選んだのかを紹介します。
白いモニターがほしかった
冒頭でも触れましたが、ベゼルまで白いモニターがどうしても欲しかったんです。
デスクやキーボード、その他周辺機器に関しては、だいぶ白いアイテムで揃えることができていました。それだけでも十分『白デスク環境』だと言えるかなとは思っていましたが、どこか物足りない気持ちでモヤモヤ。
Quntisの白いモニターライトを購入してから、余計に白いモニターがほしいと思うようになりました。

”残すところは眼の前に広がるモニターか____”
最近のモニターはベゼルが細いので影響は少ないとも思いましたが、最後は半ば意地のような感じでしたね。絶対に白いモニターを迎えてやるんだと。
ウルトラワイドモニターを試してみたかった
せっかくモニターを新しくするのならば、これまた試してみたかったのが『ウルトラワイドモニター』の存在。
ウルトラワイドといってもサイズや解像度など、選択肢は様々ありましたが、現在の環境に合うのは”UWQHD(3440×1440)”で”34インチ”が限界かなと。欲を言えば40インチとか、5K2Kの高解像度とかが理想でしたが、デスクの大きさを考えると34インチが限界ですし、解像度は34インチとなると最大でもUWQHD止まりでした。
CRUAのウルトラワイドモニターは湾曲タイプでしたが、なかにはウルトラワイドモニターでも平面タイプもあります。ですがどうせなら湾曲画面も体験してみたかったですからね。
湾曲したウルトラワイドモニターはもはや憧れでした。
コスパの魅力
最終的にCRUAのウルトラワイドモニターを選んだのはコスパの高さ。セール時に購入しましたが、驚きの3万円を切る価格でした。ここまで安いと失敗してもいいかなとも思えましたね。
Amazonの口コミを見てみても、評判もなかなかよかったので購入に踏み切りました。
候補に上がったモニターは?
白×ウルトラワイドの選択肢自体あまり多くないので、購入を考えたことがある人はだいたい同じモニターで悩むんじゃないかなと思います。
LG SmartMonitor 34SR63QA-W
- 安心のLG製
- VAパネル / USB-C接続対応
- webOS搭載
- ベゼルは黒
- 価格は約7万円
まずは実績や知名度があるLGのモニター。スマートモニターと呼ばれるジャンルで、webOSを搭載しており、モニター単体でストリーミングコンテンツを楽しむことができるのが特徴。
デザインもシンプルでとてもいいのだが、残念ながらベゼルは黒…。やはりこのポイントは譲れないので選択肢から外れました。
価格の高さもネックで、通常約7万円。タイムセールで5万円台となっています。
JAPANNEXT JN-IPS34Q-HC6-W
- こちらも実績のあるJAPANNEXT
- IPSパネル / USB-C接続対応
- ベゼルまで白
- 価格は5万超え
比較的新しく登場したモニター。JAPANNEXTは日本のブランドで数多くのモニターを販売していて安心感があります。LGのモニターと違いベゼルまで白くてとても良かったのですが、5万円超えの価格がネックに。
正直5万円でも高くはないとは思いますが、3万円切りを見てしまうと…手が出ませんでした。
CRUA 34インチウルトラワイドモニター CR340HDMの特徴

白い34インチウルトラワイドモニターで、コスパの高さが目を引くモニターです。
製品仕様
CRUA 34インチウルトラワイドモニターのチェックしておきたい特徴は主に3つ。
CRUA CR340HDMは34インチの湾曲ディスプレイを搭載しています。その湾曲率は1500Rなので絶妙にちょうどいい湾曲具合です。

モニターサイズが大きくなればなるほど、モニター端の視認性(見えやすさ)は低下していきます。そこでモニターを湾曲させることで、顔の位置を動かすことなくモニター端の視認性を高めることができます。
今回初めての湾曲モニターでしたが、使い始めは違和感を感じましたがすぐに慣れました。なかには酔った感じになるという方もみえるので、合う合わないは人によるかなと思います。
大きく首を動かすことなく画面全体を確認できるのでとても使いやすいですね。
外観
同梱物はモニター本体、スタンド、電源ケーブル、DisplayPortケーブル、取扱説明書。

スタンドは組み立て式ですが、重ねてネジ締めをするだけ。


電源ケーブルは60W出力で、アダプターもコンパクト。

DisplayPortケーブル。電源ケーブルも含めて、ケーブル類はブラックでした。

CRUA 34インチウルトラワイドモニター CR340HDMはゲーミングモニターのジャンルに入りますが、デザインは比較的シンプルな部類だと思います。

若干気になるのは前面に入っているライン加工。コレもなければ…。下部のベゼルは約1.7cmありやや太いかなという印象。

背面ももっとゴテゴテしたデザインのものもあるかと思いますが、RGBライティングの機能もありませんし、まあ許容範囲といったところでしょうか。付属のスタンドは脚が細めでこちらもシンプルな形状です。ケーブルを通すための穴が空いています。スタンドの可動範囲は前後のみで、高さや首振りの調整はできません。

75×75のVESAマウントに対応しているので、モニターアームを使用して固定することも可能です。

ポート類は背面にまとめられています。左から電源、HDMI×2、DisplayPort×2、イヤホンジャック。

モニターの設定を操作する各種ボタン類は正面右下に配置。左からメニュー/決定、カーソル下(明るさ調整)、カーソル上(音量調整)、戻る、電源。

設定項目
モニター右下にあるボタンから各種設定を調整することができます。

設定項目はこちら
- 入力(HDMI or DisplayPortの入力切り替え)
- 明るさ / コントラスト
- 明るさ
- コントラスト
- DCR:自動調整のオン/オフ
- 色設定
- ガンマ:ガンマ値の設定(2.0/2.2/2.4)
- ピクチャーモド(スタンダード/フォト/ムービー/ゲーム/FPS/RTS)
- 色温度(ノーマル/暖色/寒色/ユーザー)
- 色相
- 彩度
- ブルーライト軽減
- 画質設定
- シャープネス:画像の鮮明度を調整
- 応答時間:応答速度が向上し、画像のぼやけや残像が減少し、ゲームやビデオのスムーズさが向上する
- ノイズリダクション:ディスプレイ画面上のノイズや干渉信号を減少させ、表示効果を向上させる
- 超解像度:ソフトウェアアルゴリズムやハードウェア処理を通じて画像の鮮明さを向上させる
- ダイナミックルミナスコントロール:明るい部分のディティールを強調しつつ、暗い部分が過度に白くなったり、明るさが不足したりするのを防ぐ
- Blacklevel:画面の暗部表示を調整
- ディスプレイ設定
- アスペクト比(ワイドスクリーン/4:3/1:1/AUTO)
- オーディオ設定
- ミュート
- 音量
- マルチウインドウ
- マルチウインドウ:1台のモニターで複数のウインドウや画面を同時に表示できる
- Sub Win2入力:PBP(Picture by Picture)
- 画面入替:ディスプレイの表示内容とレイアウトを調整
- OSD(On-Screen Display):モニターの設定用の表示メニューの各種調整
- その他の設定
- FreeSync(Adaptive Sync)
- HDR
- MPRT:高速移動する画像を表示する際のクリアさと滑らかさを向上させる
- リセット
実際に使ってみて良かった点

ここからは実際にCRUA 34インチウルトラワイドモニターを使って感じた良かった点をお伝えしていきます。
作業効率の向上(作業領域の広さ)
まずはなんといっても画面サイズの大きさですね。34インチのウルトラワイドは圧巻の画面の広さ。
2画面分割表示をしていても、それぞれ十分すぎる大きさで表示してくれます。湾曲ディスプレイなので端の方までしっかりと確認しやすいです。

基本的にブログ執筆のために使用していますが、記事を書きつつ、参考資料を確認するのに最適。ときにはプラスでChatGPTも開いて3画面体制で作業をすることも。テキストベースの作業ならば全く問題ありませんし、作業効率は確実に上がりました。コレがやりたかった。

解像度は4Kではなく、いわゆるQHD相当。4Kのほうが解像度が高いからいいのでは?と思われるかもしれませんが、4Kモニターを使用していても等倍では小さすぎて見えにくいと感じることもあったので、文章を見たりするのにはQHD(UWQHD)がちょうどいいと思います。
4KとQHDの比較については、こちらの『4KとQHDを比較してみた!27インチモニターにおすすめなのは?』で確認してみてください。

ウルトラワイドモニターといえば動画編集でしょう。僕は趣味程度にしかやりませんが、ガッツリと動画編集する人からすると、横に伸びたタイムラインを一度に確認できるのはとても効率がいいみたいですね。タイムラインは長ければ長いほどいいと聞いたことがあるようなないような。

デスクワークも動画編集もマルチに活躍してくれるウルトラワイドモニターは、一度使うともう戻れないですね。
白いデスク環境と統一感
もう1つの購入理由である”白モニター”の恩恵もしっかりと受けれています。
やはりベゼルが白くなったことで、デスクの統一感がより一層増しました。ベゼルが黒いモニターと比べてみると印象がだいぶ違いますよね。圧迫感が少なくなったと感じます。




モニター自体の大きさがありサイズ感も気になっていましたが、白いアイテムで統一してることでそれほど圧迫感もありません。個人的には120cmのデスクに34インチはギリギリありな感じです。

これこそが追い求めていたデスク環境です。
正直なところ完全に好みの問題なので、すべて白で揃えるのがいいというわけではありませんが、僕と同じように白デスク環境を構築している人の参考になればなと思います。
コスパ面での満足度
CRUA 34インチウルトラワイドモニターはコスパの高さも結構ぶっ飛んでると思います。セール時で3万円を切る価格で購入できてしまうんですよ。
たしかに削ぎ落とされている機能もありますが、しっかりと理解した上であればいい選択肢になると思います。
信頼感のあるサポート面
実は今回、一度返品して再度購入しているんですよ。(Amazonだと返品→交換ではなく、返品→再購入になるんですかね?)
というのも画面の一部がしっかりと映っていない状態になっていたんです。よくわかりませんがこれがドット抜けというやつなんでしょうかね。
正面から見てたら全然気づかなかったけど、横から見ると線が入ってる…😱
— がちゃお|SPACE 80 (@gachao32) September 6, 2025
支障はないっちゃないけど、見つけてしまったら気になるなー。
コレは問題ありなやつなんですかね?? pic.twitter.com/CaIjdLUuu5
もちろん購入して1週間程度なので不具合があれば返品は可能だと思いますが、カスタマーサポートは日本語で対応してくれたので安心感がありました。返信も早くとても好印象でしたね。
CRUAは中国のブランドで、正直ほとんど聞いたことはありませんでしたが、日本向けのサポートはしっかりとしているなと感じました。
気になった点・注意したいポイント

実際に使用していて気になった点や注意したいポイントについても共有しておきます。
発色やパネルの品質
CRUA 34インチウルトラワイドモニターに使われているディスプレイはVAパネルと呼ばれるもので、よく目にするIPSパネルとは特徴が異なります。
コントラストが高く、黒が締まって見えるのが特徴です。色域も広くsRGB 120%と優秀ですが、最大表示色は1670万色とやや物足りないなと感じ、階調豊かでとてもきれいとは言えない印象です。少し色乗りが濃いかなとも感じますね。モニター側の設定で色味や明るさなんかの調整が可能なので、自分に合うような調整が必須かなと思います。

またこちらもVAパネル特有ですが、視野角が狭いため横から見ると見えにくくなってしまいます。あまり横から見ることはないとは思いますが、IPSパネルとの違いという点で注意しておいてほしいポイントです。

僕の環境ではリビングの一角にオープンに設置しているので、周りから見えにくくなるのはかえって好都合だなと感じました。
コストカットによる弊害
これだけコスパがいいのにはやはり理由があり、高価格帯のモニターに比べると抑えられている部分がいくつかあると感じます。
- パネル性能:IPSと比べると色再現や視野角はやや劣ります。ただしVAはコントラスト比が高く、価格を抑えやすいのが利点。
- 接続端子:USB-C非対応のため、給電やハブ機能は使えません。
- スピーカー:低価格帯モデルでは非搭載が多く、このモニターも例外ではありません。外部スピーカーをつなげれば解決しますが、ちょっとした音を聞きたいときには不便です。
こうした機能を求めるなら上位モデルを選ぶ必要があります。逆に「まずは白いウルトラワイドを試してみたい」「シンプルで十分」という人には、このコストカットがむしろメリットになると言えるでしょう。
スタンドやVESAまわりが一癖あり
付属のスタンドは見た目は悪くありませんが、機能的には高さや首振りの調整が行えず、可能なのは上下の角度調整のみ。首振りはそこまで必要ないにしても、高さの調整はしたくなるしたくなりますよね。高さ調整をしたい人は、デスクシェルフやモニター台を使うのがおすすめです。


また付属のスタンドは使わずモニターアームを使用する人も多いかと思いますが、ここでも注意しておきたいポイントが。
まずVESA穴は75×75幅のみの対応です。よほど100×100と75×75どちらも対応しているアームが多いので大丈夫かと思いますが…。

問題はここからで、上下の列で穴の高さが異なります。また若干モニター背面から窪んだところにあるため、スペーサーなどで高さをだして固定して上げる必要があります。上下の穴の高さの違いはおよそ5mm程度です。
そこで今回用意したのは10mmと15mmのVESAスペーサーと呼ばれるアイテム。スペーサーとネジが合わさったようなアイテムで、高さを出しつつネジ穴も使用することができます。上の列に10mm、下の列に15mmを配置することで、干渉を防ぎつつ水平にモニターアームを固定することができるようになります。購入される場合はご注意を。




今回使用したスペーサーを紹介しますが、高さが合えば全く同じものでなくても大丈夫かと思います。ぜひ参考までにご確認ください。

こんな人におすすめできるモニター

- 白いウルトラワイドを探している人
- 低コストで試してみたい人
なんといっても『白×ウルトラワイド』の選択肢がとにかく少ないですからね。とても貴重な選択肢だと思います。その中でも機能を最小限に抑えながら低コストを実現しているモニターなので、注意しておきたいポイントはいくつかありますが、許容できるのなら最適な選択肢になれるモニターだと思います。」
まとめ|「白×ウルトラワイド」を手軽に導入できる選択肢

- 34インチウルトラワイドは作業領域広々
- 白×ウルトラワイドの貴重な選択肢
- 安心のサポート体制
- スピーカーやUSB-C非搭載
- スタンドやVESAまわりに一癖あり
今回はブログ執筆がメインのデスクワーカーの目線でレビューしてきました。ゲームを全くやらないので、ゲーミングモニターとしてのレビューはできませんが、スペック上はまずまずといったところなんでしょうかね。
テキストベースの作業が多い人にとっては、3画面分割もでき広い画面を有効に使用することができるので、作業効率が上がること間違いなしです。
”白いウルトラワイドモニター”という限られた選択肢の1つになれるモニターでもありますので、白デスク環境の人にもチェックしてみてほしいなと思います。カラーバリエーションとしてブラックも販売されているので、黒デスク環境の人もご安心ください。
27インチのおすすめモニターはこちら


