どうも、がちゃお(@gachao32)です。
以前、『AKASO BRAVE 7レビュー|コスパ抜群で初めてのアクションカメラにぴったり』でAKASOのアクションカメラBRAVE 7をレビューしました。
豊富なアクセサリーとお手頃な価格で、アクションカメラ初心者におすすめなカメラです。
そんなAKASOから新たに発売されたのが、SnapXというウェアラブルカメラ。身体に装着して、ハンズフリーでの撮影がしやすいカメラで、アクションカメラに比べると小型・軽量なのが特徴です。
POV撮影や縦撮りがしやすく、InstagramやTikTokなどのSNS投稿に最適なカメラだと思います。
今回は、AKASO SnapXの特徴や使用感、アクションカメラBRAVE 7との比較についてレビューしていきます。

AKASO SnapXの特徴

AKASO SnapXはウェアラブルカメラになるのですが、アクションカメラとの違いは手軽に体に身につけることができること。大きさもアクションカメラと比べるとコンパクトなものが多いです。
とにかくコンパクトなカメラ
まず目を引くのがそのサイズ感。

Snap Xはカメラ本体と充電用ポッドの2つで構成されていて、実際に撮影するカメラ本体の大きさは55.5 × 25.2 × 21.5mm。重さは36gとかなりコンパクト。

充電用ポッドも手におさまるくらいの大きさで、まるでワイヤレスイヤホンのケースのよう。充電用ポッドと合わせても約120g。


“軽くて小さいは正義___“
持ち出したり、実際に撮影するハードルを極限まで下げてくれるカメラです。
付属のキットで手ぶら撮影もらくらく
AKASO SnapXにはマグネットペンダントやイージークリップなどのアクセサリーが付属しています。

BRAVE 7の時もそうでしたが、AKASOは本当に付属アクセサリーが豊富で助かります。
メーカーによっては別売りやキット販売となっているものがほとんどですからね。
マグネットペンダント
マグネットペンダントは磁力で簡単に固定することができるアクセサリーで、首から吊るして服のなかに隠すことができ、カメラ本体だけが浮いているかのように固定することができます。

縦・横どちらの方向でもピタッと固定が可能。
撮影者目線の映像が残せるPOV撮影など、手ぶらで撮影したいときにおすすめです。

イージークリップ
イージークリップは帽子のつばに固定するためのアクセサリー。顔の向きで撮影方向も変わるので、ペンダントタイプよりもより目線に近いアングルでの撮影が可能になります。

水平 / 垂直クリップ
アクションカメラ用のモジュールに接続可能な縦 / 横の専用のクリップです。

三脚などに固定することも可能なので、手持ちで撮りたい時に便利です。


最大4K60fpsの高画質
これだけコンパクトなボディながら、最大で4K60fpsの高画質な映像が撮影ができます。解像度は1080P(FHD)になりますが、120fpsの4倍スロー撮影まで可能です。

- 4K60fps
- 4K30fps
- 2.2K60fps
- 1080P120fps
- 1080P60fps
- 1080P30fps
撮影モードはその他にも。
- 暗視モード
- タイムラプスモード
- 移動ラプス(ハイパーラプス)モード
- スローモード
- 写真モード
通常の動画撮影だけでなく、定点で長時間撮影した映像をギュッと圧縮したタイムラプスや、タイムラプスに動きが加わった移動ラプス(ハイパーラプス)などの特殊撮影も可能。
いわゆるアクションカメラでできる撮影も一通りできちゃいます。
手ぶれ補正は2段階
AKASO SnapXでは手ぶれ補正の効きを2段階で設定可能です。
- 普通
カメラに搭載されている電子手ブレ補正を使用して撮影 - Super ※
カメラ内電子手ブレ補正に加えて、アプリ経由での安定化処理が加えられた映像で、デジタル処理がプラスされた映像
※SuperSmooth補正された動画を再生するには、アプリでのダウンロードが必要です(カメラとPCを繋いで動画を転送しても、通常の手ぶれ補正モードの動画として保存されます)

少々手間はかかりますが、SuperSmooth補正された動画の手ぶれ補正はなかなかです。
水場での撮影も可能な防水性能
AKASO SnapXの防水性能はIPX7相当。”最大1mの水深で、最大30分間の浸水に耐えられる”防水性能があり、多少の水濡れも気にせず安心して行えます。
プールや海などでも、潜ったりしない限りは撮影可能です。
入浴や温泉での使用は非対応のようです。
この防水性能はカメラ本体のみで、充電用ポッド防水仕様ではないのでご注意ください。
ストレージは64GB
カメラ本体に64GBのメモリーを内蔵しています。そのため、SDカードを用意する必要はありません。
動画や写真の取り込みは、充電用ポッド経由で直接PCなどに接続して行います。

充電用ポッドはスタンド兼用
なんと充電用ポッドの底の部分には、収納式のスタンドが内蔵されています。

カメラ本体の充電が心配な時、充電用ポッドに収納したまま縦向きの撮影をすることができます。
縦撮りが多い人にとっては、いちいち取り出す必要がないかもしれませんね。
さらに三脚ネジ穴も空いているため、充電用ポッドに直接三脚を取り付けることも可能。より高さを出したい時には三脚は必須ですからね。

アプリ連携
AKASO SnapXは「AKASO」アプリに接続することで、各種機能が使えるようになります。
- 撮影の開始 / 停止
- 各種設定の変更
- プレビューの確認
- 動画 / 写真の保存 / 削除
- メモリー残量の確認
- 充電残量の確認
- Smooth動画のダウンロード
カメラ本体および充電用ポッドでは、実際に撮影した内容を確認することができないので、確認にはアプリ接続が必須になります。

設定の変更は充電用ポッドからでも行えるのですが、画面が小さいく操作しづらいのでアプリ経由の方が確実です。

手ぶれ補正をSuperで撮影した場合、SuperSmooth動画としてダウンロードが可能です。
AKASO SnapXをレビュー

ここからは実際にAKASO SnapXを使用して感じた感想をお伝えします。
これは縦動画の投稿に最適なカメラだ
AKASO SnapXは縦でも横でもどちらの向きでも撮影は可能ですが、充電用ポッドとの連携を考えると、縦撮りに最適化されていると言えます。

充電用ポッドをグリップとして使用できますし、内蔵式のスタンドも搭載されていて、三脚いらずで立たせることもできます。
もちろんマグネットペンダントで簡単に横向き撮影も行えますが、カメラ本体だけではバッテリーの持ちが気になるところ。実際に4K30fpsで撮影したところ、約1時間でバッテリーが切れてしまいました。
充電用ポッド込みであれば、撮影時間も伸びるので安心して撮影を行うことができます。
現在のSNSはInstagramのストーリーズやTikTokなど、縦動画が人気です。そんなSNSへの投稿にぴったりな撮影ができるのがAKASO SnapXです。

手ぶれ補正は強力でアクティブな場面でも使いやすい
AKASO SnapXの手ぶれ補正SuperSmoothはなかなかに強力で、動きのある撮影にも滑らかな映像を残すことができます。

マグネットペンダントやイージークリップと合わせれば、両手を開けた状態での撮影が可能。子供に装着しておけば、普段なかなか見ることのできない、子供目線での映像を撮影することもできます。
アプリ経由でダウンロードするという手間は発生しますが、きれいな映像のためにはいたしかたないかなと。
SuperSmooth補正をかけると若干ノイズがのり、クロップ(画角が狭くなる)されてしまいます。デジタル処理をしているためですかね、画質とのトレードオフといったところでしょうか。
ケーブル1本で簡単接続
写真や動画の記録をカメラ本体の内蔵ストレージにすることで、SDカードを介したやりとりをする必要ありません。

SDカードを読み込むためのリーダーと呼ばれるアイテムも別で用意する必要がありますが、内蔵ストレージの場合、カメラ本体とPCやスマホをケーブルで繋いでしまえばデータの転送ができてしまいます。

64GBと容量に限りはありますが、1日程度でしたら十分に撮影することは可能だと思います。バッテリー持ちの問題もありますからね。
AKASO SnapXの気になるところ

映像はきれいで、手ぶれ補正も強力。文句なしのカメラです…と言いたいところですが、気になるポイントもしっかりとシェアしていきます。
アプリ接続が必須
普通に撮影をする分にはカメラ本体さえあれば問題ありません。小さい液晶ですが、設定の変更も充電用ポッド経由で行うことができます。
問題はどのように映っているのか、プレビューの確認がカメラ単体ではできないんです。これは結構不便…

また、手ぶれ補正は強力なんですが、あくまでもアプリ経由でデジタル補正をかけた場合です。ダウンロードという形でスマホへ転送しなければなりません。
もう少しカメラ単体でもできるとよかったかなと思いました。
USBはおそらく2.0
SDカードを介さず、ケーブルを繋いで直接データ転送ができるのがメリットだと思いますが、その転送速度が遅いんです。
おそらく搭載されているUSBポートは2.0相当。付属のケーブルを高速データ転送可能なケーブルに変えてみても、転送速度は変わらず遅いままでした。

撮り方にもよりますが、動画であればそれなりに容量は大きくなっていきます。ケーブルでの転送が前提なのであれば、高速伝送に対応したUSB3.0以上に対応してほしかったですね。
クリップへの接続がめんどう
付属のアクセサリーである、イージークリップや水平 / 垂直クリップへ装着するのが正直めんどくさいです。

ネジ止めを外してカメラをはめ込み、再びネジを締めて固定する。これではあまりコロコロと撮影方法を変える気にはなりません。
せっかく本体がマグネットに対応しているので、各種モジュールへもマグネットで接続ができると、よりよかったなと思います。
BRAVE 7との比較

アクションカメラとウェアラブルカメラということで、微妙に役割の違うカメラかなとは思いますが、せっかくなので比較をしていきたいと思います。
画質
晴れた日の明るい場面での撮影であれば、どちらも4Kで撮れるのでそれほど大きな違いはないかなと思います。
違いを感じたのはやや暗いシチュエーション。昼間でも室内での撮影となるとBRAVE 7はノイズが気になっていたのですが、SnapXではノイズが軽減されていました。
手ぶれ補正
手ぶれ補正に関しても改善が見られます。
もともとBRAVE 7の手ぶれ補正は、アクションカメラと名乗るにはやや物足りないかなと感じていました。
SnapXでも、カメラ本体の手ぶれ補正は正直物足りないのですが、アプリ経由のSuperSmoothではしっかりと補正されています。デジタル処理だと思うのですが、結構自然な補正なのもいいですね。
操作感
これはBRAVE 7に軍配。なにせSnapXには小さな液晶しか搭載されておらず、プレビューすら確認はできません。

やはり大きな液晶があるほうが操作はしやすいですね。
これに関しては役割の違うカメラということで、いたしかたないポイントかなと思います。
バッテリー性能
バッテリー交換が可能なBRAVE 7のほうが使い勝手はいいですね。
SnapXのカメラ単体ですと、連続で1時間はもちませんが、BRAVE 7であれば半日は持ってくれます。
もちろん充電用ポッドで充電しながら撮影することもできますが、結構バッテリーが減るのは早いなという印象です。
まとめ

- 軽量・コンパクト
- しっかりとした手ぶれ補正
- 縦撮りに最適
- ストレージ内蔵
- アプリが必須
- データ転送が遅い
AKASOの新発売となったウェアラブルカメラSnapXをレビューしました。
軽量・コンパクトなボディで取り回しがしやすく、付属のアクセサリーでハンズフリーでの撮影も可能。
強力な手ぶれ補正や防水性能で、アクティブな場面で活躍してくれます。
