どうも、がちゃお(@gachao32)です。
モニターアームの話になると、必ずと言っていいほど名前の挙がるエルゴトロン。気にはなっていたものの、正直モニターアームは使えれば何でもいい派だったんですよね。強いて言うなら「デザイン性のいいやつを求めていた」というくらいでした。
デスク環境を見直していく中で、エルゴトロン LXに目が留まり、ついに購入してみました。
なるほど、これがエルゴトロンか。
実際に使ってみて定番と呼ばれる理由がわかりましたし、迷ったらエルゴトロンと言いたくなる気持ちも納得。ただ万人に対しておすすめかと言われると、やはりそうではないなという部分も見えてきましたので、今回はそのあたりも含めてしっかりとレビューしていきたいと思います。
エルゴトロンLXを使ってみて
安定感と滑らかさはさすがの定番クオリティ
僕の設置状況を説明すると、デスクの端に土台部分をクランプで固定して、そこからアームを伸ばしモニターを中央に浮かせています。こうなるとアームはほぼ伸び切った状態になるので、振動で揺れやすくなる状況ではあるんですよね。

そんな状況下ですが、タイピングなどのデスク作業や昇降デスクを稼働させる時にモニターが揺れることが本当に少ないです。もちろん全く揺れないということはないんですが、これまで使ってきたモニターアームと比べても安定感が違いますね。
動きの滑らかさもとても良くて、引っかかりもほとんど感じません。これまで使ってきたモニターアームは、カクンカクンとぎこちなく動く感じだったので違いは明らかでした。

アームの硬さは調整可能で、調整次第では片手で動かすこともできちゃいますし、それでいてちゃんとピタッと止まってくれます。

僕は一度位置を決めたら、それほど頻繁には動かしませんが、掃除や配線を触るときに片手でスッと動かせるのは想像以上に快適。頻繁に位置を変えて使う人なら、この滑らかさはさらに大きなメリットになると思います。
動かさないときはガッチリ、動かしたいときはスッと。このメリハリこそがLXの真骨頂で、定番と呼ばれる理由なんだと実感しました。
設置は拍子抜けするほど簡単
購入してから気づいたんですけど、エルゴトロン LXってパーツが結構細かく分かれてるんですよね。今まで使ってきたモニターアームだと、全てが一体になっているか、クランプ部分は分割されているかくらいだったんで驚きました。これは組み立てがめんどくさいのでは…。

なんて心配は、まったくの見当違いでした。実際はカチッ、カチッ、…え、もう終わり?という感じ。LXは各アームをジョイント部分に順番に差し込んでいくだけの構造になっていて、台座さえ固定してしまえば、あとは説明書を眺めながらはめ込んでいくだけで完成します。パーツが多い=面倒、とは限らないんですね。


正直、差し込むだけで固定とかしなくて大丈夫か?とも思いましたが、これでいいんですね。実際、ぐらつきもなくバッチリ使えています。
そしてこの分割できる構造が、次に書く拡張性にも効いてくるところなんです。
実は拡張性が高い
ポールやアームに差し込んでいくこの構造こそがポイントで、軸となるポールに対して、差し込むパーツを追加したり入れ替えたりできる。つまりLXは、ポールを土台にした一種のモジュラーシステムなんです。

今回購入したLXは、軸となるポールが短い(約20cm)タイプですが、ポールが長い(約34cm)長身タイプもあります。デュアルアームにも対応していて、並列で横に並ぶタイプと直列に縦に並べるタイプまで。
ポールやアームに差し込むという構造は同じなので、対応しているパーツを用意すればどのタイプにも変更が可能なんですね。
今はシングルだけど、いつかデュアルにするかも…みたいな将来の変化に、買い直しなしで対応できる。長く使う前提のモノとして、この余白は大きいなと感じました。
10年保証という安心感
そしてエルゴトロンといえば、10年保証。
モニターアームに10年って、なかなか強気じゃないですか。それだけ壊れない自信があるということなんでしょうね。
実際、可動部の耐久性には定評があるみたいで、「長く使う道具」としての信頼感が違います。
正直、残念だったポイント
とはいえ、やっぱり完璧というわけでもなく、使っていて「うーん」となったところも正直に書いておきます。
デザインが野暮ったい
デザイン面に関しては完全に個人の好みの問題なので気にならない人もいるかも知れませんが、個人的には少々ゴツいというか野暮ったいというか、スタイリッシュ…とはいえないかなと。

あくまでも僕の好みはシンプルでスタイリッシュでミニマルな感じなので、どストライクという感じではありませんでした。

台座まわり
台座が大きめなので、デスク上での存在感がそれなりにあります。コンパクトなデスクを使っている身からすると気になりますね。またデスクへの固定が下からクランプで挟み込むタイプなので、僕の環境ではデスク裏のケーブルトレーと干渉してしまいました。

モニターを安定して支えるためにはしっかりとした台座が必要なんでしょうけど、デスクの上も下もスペースが必要なのは注意したいところです。

クイックリリースがない
モニターへの取り付けは、VESAプレートを直接ネジ止めする方式です。頻繁に付け外しするものではないとはいえ、モニターを支えながらネジを締めるのは地味に大変。ワンタッチで着脱できる機構があれば完璧だったなと。

ただエルゴトロンには別売りでクイックリリースブラケットが販売されているので、クイックリリース化したい人はこちらもチェックしてみてください。ホワイトカラーもあれば最高なんですけどね。

新型「LX Pro」とどっちを買うべき?
実は僕がLXを買うときに気になっていたのが、2025年11月に登場した新型の「LX Pro」の存在です。
LX Proでの変更点
主な変更点はこのあたり。
- 回転ストップ機構:台座の回転を180°/360°に切り替え可能。壁際に設置してもぶつける心配がない
- テンションインジケーター:バネの調整状態を目盛りで確認できて、設定が簡単に
- チルト(上下の傾き)が上70°/下15°に拡大
- 部品が少なくなり、ヘッドも着脱式に。モニターの取り付けが簡単(僕が残念ポイントに挙げたところ、しっかり改善されてます…)
- ケーブルカバーが付属して、デスク周りをすっきり整理できる
日々の使い勝手に関わる部分が、しっかり進化している印象ですね。
一方で、気をつけたいところもあって。耐荷重の上限は10kgと従来LX(11.3kg)より少しダウン。「安定感は従来LXのほうが上」という比較レビューもちらほら見かけました。また、ポール径が違うため、アームなどのパーツを両シリーズ間で流用できない点は注意です。
それでも僕が従来LXを選んだ理由
僕の場合は27インチと34インチウルトラワイドを載せる予定だったので、耐荷重に余裕があって、安定感の実績も折り紙付きの従来LXを選びました。
それともうひとつ、決め手になったのがポールの径。従来LXのポールは35mmと、多くのモニターアームで使われている定番サイズなので、アームだけを別のポールに組み合わせる、なんてカスタマイズもできるんです。実はこれを活かしたデスク改造を計画中でして…その話はまた別の記事で書きますね。

まとめると、こんな選び方になるかなと思います。
- ケーブル収納や着脱式ヘッドなどの新機能に魅力を感じるなら「LX Pro」
- 安定感と長年の実績で選ぶなら「LX」
ただ従来のLXは今後販売終了に向かっていくようなので、狙っているなら早めに確保しておいたほうが良さそうです。
まとめ|迷ったらエルゴトロン、で間違いない

しばらく使ってみて、定番と呼ばれる理由がよくわかりました。安定感、滑らかさ、組み立てやすさ、拡張性、そして10年保証。どこを取っても大きな欠点がなくて、みんながエルゴトロンを薦めるのも納得です。
モニターアーム選びで迷っているなら、エルゴトロンを選んでおけば間違いはありません。
実績の従来LXを取るか、新機能のLX Proを取るかは好み次第ですが、「どちらを選んでも失敗しない」という安心感こそが、このブランドの一番の魅力なのかもしれません。
これまで使用してきたモニターアームはこちら






