どうも、がちゃお(@gachao32)です。
これまで長らくスマートウォッチはApple Watchを使用してきましたが、電池持ちが気になりHUAWEI Band 10を使用するようになりました。
1週間は余裕で持ってくれるバッテリーと装着感の良さがとても気に入っていましたが、どうしてもデザイン的には物足りなさを感じていたんですよね。
そんなHUAWEIのスマートウォッチの中でも、「伝統的な腕時計のような高級感やスタイル」と「スマートウォッチとしての多機能さ」を両立しているWatch GTシリーズの新作『HUAWEI Watch GT 6』をご提供いただきました。
Bandシリーズと同等以上のバッテリー性能に、高級感のあるクラシカルなデザイン。圧倒的輝度を誇るディスプレイが搭載され、高精度な運動や健康を管理可能。デザインと機能性が両立した理想的なスマートウォッチです。
今回は全てを兼ね備えたスマートウォッチ『HUAWEI Watch GT 6』をレビューしていきます。
HUAWEI Watch GT 6の特徴

- サイズ/カラー/デザインが選べる豊富なバリエーション
- 最長21日間のパワフルなバッテリー
- 大きくて明るいディスプレイ
- 強化されたGPS機能で正確な位置測定が可能
- 100種類以上のワークアウトモードに対応
- 24時間モニタリングで健康/メンタル管理
- 幅広い互換性で使いやすい
製品仕様
HUAWEI Watch GT 6はサイズ違いで2つのモデルが販売されています。
外観
同梱物はスマートウォッチ本体、充電用ケーブル、取扱説明書。

カラーはブラック。ウォッチ本体はステンレススチールが使われています。

裏面には各種センサーが内蔵。

側面には回転操作が可能なクラウンとボタンの2つが配置。

反対の側面にはなにもありません。

ベルトはフルオロエラストマー製。

重さはベルト込みで実測77.3g。

充電用ケーブルはマグネットでくっつく専用設計のもの。


アプリ
HUAWEI Watch GT 6はアプリ「HUAWEI Health:Global」で各種設定や計測値の確認を行います。
- ログの確認(ヘルスケアやワークアウトなどの記録)
- ワークアウト
- ウォッチの設定(文字盤や通知の設定など)



HUAWEI Watch GT 6の使用レビュー

所有感が高まるデザインがたまらない
これまでいくつかスマートウォッチを使用してきました。Apple Watchをはじめ、どれもが“スマートウォッチらしい“デザインのものが多かったんですよね。


ですがHUAWEI Watch GT 6は、普通の時計と言われても遜色ないデザインで、ファッション的な要素でも十分に使うことができます。ステンレススチール製の本体の高級感や、シンプルながら存在感のあるサイズ感。たまりません。

フルオロエラストマー製のバンドも、安っぽさを感じにくくとてもいいのですが、22mmサイズのバンドへ交換可能なので、自分好みにカスタマイズできるのも魅力ですね。ステンレス製のバンドをつければビジネス用途でもいけますね。

カスタマイズといえばウォッチフェイスの変更も忘れてはいけません。バンド同様にHUAWEI Watch GT 6を自分仕様に変えることができる、スマートウォッチならではの機能です。

アプリ内に文字盤専用のストアがあり、数百種類を超える中から好みのフェイスに変更することができます。アナログやデジタルはもちろん、シンプルなものからキャラクターものまで。


後から機能面についてはお伝えしていきますが、このデザイン面だけでも十分に着けていたいと思わせてくれるスマートウォッチです。
HUAWEI Watch GT 6にはサイズ違いで2モデル展開されており、僕が使用しているのは46mmモデルです。女性には少々大きすぎるかなと思いますが、41mmモデルの小さめのサイズも用意されています。デザインもより女性向けになっているので、小さめがいいという方も安心して選ぶことができます。
充電の心配不要なロングバッテリーが最高
Apple Watchを使用していて 1番の不満点が“バッテリー持ちの悪さ”。これは全Apple Watchユーザーが同意してくれると思いますが、 1日持てばいい方なんですよね。入浴や寝る前など、充電するタイミングを決めておけばそれほど気にならないのかもしれませんが、とても面倒だなと感じていました。

HUAWEI Watch GT 6は使用条件により異なりますが、少なくとも1週間は充電することなく連続使用することができます。入浴時以外基本的に装着しっぱなしで、常時表示や20分程度のウォーキング、睡眠ログの計測など、結構ヘビーに使っている方だと思うのですが、2週間持ってくれました。
公式では21日間となっていますが、2週間でも十分すぎます。これほど充電を気にしないことが快適だとは思いませんでした。
バッテリーといえば充電ですが、スマートウォッチは専用の充電器を使用することが多いですね。HUAWEI Watch GT 6も専用の充電ケーブルが用意されており、パッと見はApple Watchと同じかな?とも思いましたが、残念ながら互換性はありませんでした。
そんなHUAWEI Watch GT 6ですが、なんとQi充電に対応しています。なのでスマホの充電用のワイヤレス充電機をお持ちの方であれば、そのままHUAWEI Watch GT 6を乗せるだけで充電できてしまうんです。これはとても便利。

ただ一応充電はできるのですが、速度は純正の充電器のほうが断然速いので、速度を気にしないのであればありかなという感じ。あくまでも緊急用ですかね。サクッと純正の充電器で充電してしまうか、ダラダラと充電していくか。自分の環境に合わせて充電していきましょう。
ワークアウトで運動管理が捗る
HUAWEI Watch GT 6には100種類を超えるワークアウトに対応していて、特に今回のモデルはサイクリングやゴルフに強いんだとか。あいにくどちらもやらないので検証はできていませんが…。
今回はウォーキングやランニングで実際に検証してみました。
HUAWEI Watch GT 6は高精度のGPSを搭載しており、ウォッチ単体でルートの記録が可能です。距離も正確に測定してくれていました。

驚きなのはGPS精度だけではありません。ランニングではペースや心拍数はもちろん、ケイデンス(歩数)/接地時間/垂直振動/左右バランスまで計測可能なんです。腕に着けた状態でそんなことまでわかるんですね。左右バランスがわかるとフォームの客観的な確認ができるので、とてもありがたい機能だなと思います。


習慣的に運動をされる方にとって、とても強い相棒的存在になってくれますね。
ウォーキングやランニングのように、外でウォッチを確認することがあると思うのですが、最大輝度3,000ニトの明るいディスプレイを搭載しているので、とても画面を確認しやすいのもありがたいポイント。ディスプレイには1.47インチのAMOLEDが使われており、表示領域も広くとても見やすいです。

日々の記録ももちろんおまかせ
HUAWEI Watch GT 6が計測できるのは運動だけではありません。
- 睡眠時間
- 歩数
- ストレス
- 情緒
- 心拍数
- 血中酸素
- 血圧
- 皮膚温度
すべての項目を測定しようとするとバッテリーの消耗が激しくなるので、自分で必要な項目に絞る必要はあるかと思いますが、これだけの項目を腕に装着しているだけで測定することができます。


データが蓄積していくと、各項目ごとにインサイトとして現状の分析と今後の提案もしてくれるので、ヘルスケアの参考にすることもできます。

情緒やストレスを測定してくれるのはHUAWEIならではで面白いですよね。


「睡眠時間が少ないから疲れてるのかな」など、日々の生活の質を高めるのに役立ちます。
スマートウォッチとしての基本性能も◎
ワークアウトやヘルスケア関連以外にも、スマートウォッチとしての機能もしっかりと対応しています。
- 通知の確認
- 通話の発着
- リモートシャッター
- 音声メモ
- 天気予報
- 音楽再生
- カレンダー
- タイマー
- ストップウォッチ
Apple Watchのようにアプリを追加していくことはできませんが、必要最低限のことは十分にできるので問題はなさそうです。AndroidとiOSのどちらにも対応しているので、使用しているスマホを選ばないのもありがたいポイント。

唯一、日本版では決済系の機能が使えなくなっているのが残念ですね。
HUAWEI Watch GT 6の気になるポイントは…
デザインや機能性に優れていますが、実際に使用していて気になった点もいくつか。
寝る時には気になる人もいるかも
睡眠時間や睡眠時の様子を記録しようと思うと、もちろん寝ている間も装着している必要があるのですが、なかなかの大きさの時計をつけっぱなしで寝るのに抵抗を感じる人はいるかも知れません。
実際に初めて装着したまま寝ようとした時に、「存在感があって気になるな」と感じましたが、数日経つと意外と慣れました。
寝るときにはHUAWEI Band 10のようなコンパクトなモデルのほうが向いていますね。まあでも慣れです。
アナログ専用かのようなデザインが残念
ディスプレイの外側をよく見てみると、アナログの針が指すメモリが付いていたり、さらに本体外側には5刻みで数字が印字されています。

アナログ式のウォッチフェイスを使用していれば自然にマッチするデザインですが、デジタル式のウォッチフェイスではあまり合わないかなと。それほど気になるほど主張しているわけではないのですが、統一感という意味では違和感を感じるので、なくてもよかったかなというのが個人的な感想です。


まとめ|完成度の高いスマートウォッチで万人におすすめしやすい

今回はHUAWEIの新型スマートウォッチ「Watch GT 6」をレビューしました。
HUAWEIのスマートウォッチには、Watch GT 6よりもさらに上位モデルの「WATCH GT 6 Pro」が存在します。高級感のある素材が使われていたり、心電図が確認できたりしますが、多くの人には「Watch GT 6」で十分満足いくんじゃないのかなと感じるほど完成度が高いスマートウォッチです。
3万円台という価格は決して安いものではありませんが、より高価なApple Watchよりも満足度は高いと感じたので、十分に選択肢としてはありだと思います。
時計はファッション的な要素も大きなアイテムなので、もちろんデザインが好みであれば…ですが。
この記事が少しでもスマートウォッチ選びの参考になれば幸いです。


