どうも、がちゃお(@gachao32)です。
Xで見かけて一度に虜になってしまったEPOMAKERの新作キーボード『RT 85』。
📢新製品速報🥳#EPOMAKER RT85
— EPOMAKER-JP (@epomaker) August 13, 2025
大胆なカラーリングで攻める🎨
RTシリーズの新作、まもなく登場です😎 pic.twitter.com/FlL6kTbu2F
カラーリングや液晶、そしてジョイスティックまで、どこを見てもレトロな雰囲気が漂ってきますね。もうたまりません。
今回は、そんなEPOMAKER RT85をレビューしていきます。
EPOMAKER RT85の特徴

EPOMAKER RT85は、ジョイスティックと液晶が搭載された、75%レイアウトメカニカルキーボードです。
製品仕様
外観
同梱物はキーボード本体、USB-C to Aケーブル、キーキャップ/キースイッチプラー、予備キースイッチ、取扱説明書。

カラーはグレーホワイトを選択。ライトグレー/ダークグレー/オレンジのレトロなカラーリングが特徴的。

キースイッチはEPOMAKER Creamy Jade Switch。

キーキャップはダブルショットPBTで透過はなし。

左側にはBluetooth/有線/2.4GHzの切り替えダイヤルスイッチ。その下にはマグネットの蓋でUSBレシーバーが収納。


右側にはLEDディスプレイとジョイスティック。

裏面の四角にはゴム脚が配置。中央下部に各種認証情報が記載されており、しっかりと日本の技適も取得済み。


2段階調節可能なスタンドも搭載。

キーボード上部には接続用のUSB-Cポート。

側面から見るとなだらかな傾斜がついています。

RGBバックライトを搭載しているのでキーボード全体が光ります。

重さは約1kg。

EPOMAKER RT85のレビュー

ここからは実際にEPOMAKER RT85を使ってみて感じたことをシェアしていきます。
レトロな雰囲気がたまらないデザイン
ライトグレーに近い白とグレーに、差し色のオレンジがなんともレトロな雰囲気を醸し出していますよね。右側に配置されているLEDディスプレイやジョイスティックも、どことなく昔のゲーム機を彷彿とさせます。

完全に見た目が好みすぎまして…白を基調としたデスクに迎え入れたくなりました。

もう一つのカラーはグリーンホワイト。こちらも渋くて全然あり。どちらも魅力的なカラーリングとデザインが魅力的です。
虜になるクリーミーな打鍵感
今回搭載しているキースイッチはEPOMAKER Creamy Jade Switchと呼ばれるリニアスイッチ。RT85では他にもWisteria Linear Switchを選択することができます。
Wisteria Linear Switchは以前レビューしたHack 59で使用しました。どちらもリニアスイッチで押下圧は45gfなのですが、打鍵感や打鍵音は全く異なります。

2つのスイッチの違いは主にステム素材の違いによるもの。
- Creamy Jade Switchはややしっかりしっかりとした重みやねっとり感がある。まさにクリーミーな打鍵感。打鍵音はやや低いコトコトとした音。
- Wisteria Linear Switchは立ち上がりが軽く、スムーズにストンと落ちる。スコスコとした軽い打鍵感。打鍵音は高めのカチカチとした音。
好みによるかと思いますが、Creamy Jade Switchのねっとりとしたコトコト感は病みつきになります。

キースイッチによってここまで違うんですね。本当に奥が深い世界だなと感じました。
心地よい打鍵感を生み出す秘訣は、キーボード自体の構造にも。
5層にもなるガスケットマウント構造により、程よく沈み込み、滑らかで柔らかい打ち心地を提供してくれています。底打ち感はそれほど感じることはなく、長時間打っていても疲れにくいなと感じます。


ロープロファイルにしっかり慣れてしまっていたので「いまさら通常プロファイルには戻れない」と思っていたのですが…、再びメインで使いたくなるほど素晴らしい打ち心地です。

使い勝手がいい75%レイアウト
個人的にキーボードは75%レイアウトのものが1番使いやすいなと感じています。テンキーは必要ないけど、十字キーやファンクションキーはあると便利。
RT85は75%のなかでも、十字キーやHomeキーなどが独立してくれているので、エンターやバックスペースを押そうとしたときの押し間違いも発生しづらいんです。

同じく75%レイアウトのLofree Flow LiteやKeychron K2ですが、1番右の列にHomeキーなどが縦に並んでいたり、十字キーがスペースなく埋まる形で配置されています。僅かな違いですが、これだけでタイプミスが少なくなるので僕にとってはベストな配置です。



デザインだけではない。実用的なディスプレイとジョイスティック
RT85で特徴的なLEDディスプレイとジョイスティックですが、レトロな見た目を演出するためだけではありません。
LEDディスプレイ
初期画面では各種情報を表示してくれます。
- 日付
- 時間
- 接続方法(Bluetooth or 2.4GHz or 有線)
- OS(Mac or Win)
- 言語(中国 or 英語)
- バッテリー残量
日付や時間を表示してくれるのは地味に便利で、画面に目を向けることなく手元でサクッと確認できてしまいます。

通常、キーボードの各設定については外部から確認することはできませんが、LEDディスプレイに情報が表示してくれているので迷うことはありません。
ディスプレイには情報を表示させておくだけでなく、好きな画像やGIFを割り当てて表示させておくことも可能です。


ジョイスティック
音量調整やRGBライティングのパターンを変更することができます。
- 上下:音量+/-
- 左右:RGBパターンの切り替え
- 押下:ミュート
直感的で操作しやすいのがいいですね。

ジョイスティックに関しては割当の変更はできません。
専用ドライバー『EPOMAKER Driver 3.0』でカスタマイズ可能
RT85はキーのリマップやディスプレイのカスタマイズなどを行うことが可能です。キーリマップといえばVIAで行うものが多いですが、RT85ではEPOMAKERの専用ドライバー『EPOMAKER Driver 3.0』を使用してカスタマイズします。

- キーのリマップ
- マクロ
- RGBライティング
- ディスプレイ設定




まとめ|可愛い見た目に機能がつまったキーボード

- おしゃれなレトロスタイル
- 十字キーやHomeキーが独立した使いやすい75%レイアウト
- Creamy Jade Switchのクリーミーな打鍵感
- 情報を確認しやすいディスプレイ
- 直感的操作が可能なジョイスティック
- 専用ドライバーでカスタマイズ性も高い
- 重さ1kgで持ち運びは難しい
今回はレトロスタイルが可愛らしい、EPOMAKER RT85をレビューしました。
デザイン性の高さだけでなく、打鍵感やディスプレイ&ジョイスティックの機能性の高さも魅力のキーボードです。
レビューでは直接触れませんでしたが、Bluetooth/有線/2.4GHzの3つの接続方法が選べたり、8000mAhの大容量バッテリーを搭載していたりと、基本性能ももちろん十分です。
デメリットは1kgのずっしりとした重さくらいですが、安定した打鍵感に寄与してくれるのでむしろメリットなのかもしれません。そもそもこの大きさだと持ち運ぼうとは思いませんからね。
デザインで選んでもよし。機能性の高さで選んでもよし。
みなさまのキーボード選びの参考になれば幸いです。