どうも、がちゃお(@gachao32)です。
またまたRORRYから、新たなモバイルバッテリーが登場しました。新製品発表のスピードが半端ないですね。
今回のモバイルバッテリーは、20,000mAhの大容量バッテリーに、合計最大出力130Wの高出力に対応。そして最近、充電器界隈では定番になりつつある、巻取り式ケーブルまで内蔵されたスペックてんこ盛りのモバイルバッテリー「H4」です。
- 20,000mAhの大容量モバイルバッテリー
- 合計最大出力130W(単ポート最大100W)
- 入力最大65Wでパススルー充電に対応
- 巻取り式USB-Cケーブル内蔵
- 3台同時充電可能(USB-C×2、USB-A×1)
- バッテリー残量や入出力量が確認できる液晶ディスプレイ搭載
- 持ち運びに便利なハンドル付き
本記事では、RORRY 大容量モバイルバッテリー H4の実際の使用感や、注意しておきたいポイントなど、詳しくレビューしていきます。
RORRY 20,000mAh 130W巻取り式モバイルバッテリー H4の特徴

20,000mAhの大容量で130Wの高出力に対応し、巻取り式ケーブルまで内蔵されたモバイルバッテリーです。
製品仕様
型番 | H4 |
サイズ | 53 × 53 × 122.5mm |
重さ | 490g |
容量 | 20,000mAh |
入力 | 最大65W |
出力 | 単ポート使用時 USB-C:100W USB-A:30W 2ポート使用時 USB-C + USB-A:100W + 30W(130W) USB-C + USB-C:7.5W + 7.5W(15W) 3ポート使用時 USB-C + USB-C + USB-A:7.5W + 7.5W + 30W(45W) |
巻取り式ケーブルの長さ | 70cm |
パススルー充電 | 対応 |
カラー | スペースグレイ |
価格 | 13,900円 |
外観
同梱物はモバイルバッテリー本体、充電用USB-A to USB-Cケーブル、キャリングケース、取扱説明書、保証延長案内の紙。

本体にはアルミ合金を使用し、シルバーとブラックを基調としたカラーリング。正面に残量や出力を表示してくれる液晶ディスプレイと、巻取り式のUSB-Cケーブルが配置されています。

巻取り式のケーブルは長さが約70cmで、入出力どちらにも対応しています。

各種認証情報などは背面に記載。

上部には持ち運びに便利なシリコン製のハンドルと、電源ボタン、USB-CとUSB-Aのポートがそれぞれ配置されています。USB-Cは入出力対応、USB-Aは出力のみの対応です。

電源ボタンを押すことで、現在のバッテリー残量や入出力情報が確認できます。

底面はシリコン製で、滑りにくい仕様になっています。

サイズは65×65×122.5mmで、手で持つとこれくらいの大きさです。

重さは約500gなのでずっしりととしています。

RORRY 20,000mAh 130W 巻取り式モバイルバッテリー H4のレビュー

ここからは、実際にRORRY H4を使用してレビューしていきます。
モバイルバッテリーで100W出力可能な安心感
USB-C単ポートでは最大100Wの高出力が可能。手元にそこまでの電力を必要とする機器がないので実際に100W出力できたかは確認出来ませんが、これだけあればほとんどのアイテムは充電可能じゃないですかね。
それもコンセントを必要としない、モバイルバッテリーでこの高出力はとても魅力です。

モバイルバッテリーとしては大きい部類なので、持ち運んでの使用はしづらいかもしれませんが、在宅ワークなどの家の中での作業では”コンセントの近くじゃなければならない”という縛りがなく、自由にどこでも作業ができるのは安心感があります。

高出力可能な充電器をお持ちでない方は、持ち運ぶこともできるモバイルバッテリーという選択もありかもしれません。
USB-Aを使用した充電においては注意が必要で、付属のケーブルを使うことで最大30Wの出力が可能なのですが、Apple製品への出力はおよそ7W程度に制限されてしまいます。Android製品ですと30W近い出力が可能になるみたいです。
ちなみに手元にあるAndroidスマートフォン(Nothing Phone 2a)へは10W程度しかでませんでした。


巻取り式内蔵ケーブルはとにかく便利
最近のトレンドになりつつある”巻取り式ケーブル”。約70cmの長さがあるので、デスク上をしっかりとカバーしてくれます。長さの調節も好きな位置で止めれますし、手を離せばしっかりと巻き取って戻ってくれる。巻取り式ってほんとに便利ですよね。

ケーブルを別で用意するのって意外と面倒なんですよね。ケーブルを忘れて充電が出来なくなる心配もありませんし、これからは巻取り式が標準装備になってほしいものです。
このケーブルは入出力のどちらにも対応しているので、充電器さえあればモバイルバッテリーへの充電も簡単に行うことができます。

上部についているUSB-Cと同様、出力は最大100W、入力は65Wまで対応しています。
充電状況が一目でわかるディスプレイ付き
もう1つ嬉しい機能がディスプレイ。このディスプレイのおかげで、今どれくらいの速度で充電できているのかを確認することができます。バッテリー残量ももちろん確認可能。

正直ディスプレイはなくても困らないものですが、実際に確認できると「ちゃんと充電できてるんだな」と安心できるんですよね。
個人的にはLEDランプで残量を知らせてくれるタイプでは、正確性に欠けるのであまり好きではないんですよね。これまでのRORRYさんのモバイルバッテリーでも散々言わせていただいていましたが…、ようやく数値表示に対応してくれて嬉しい限りです。

安全性への配慮も
H4は本体表面の大半がアルミ合金で覆われています。これまでのRORRY製品は樹脂製のものが多く、やや安っぽい印象でしたが、アルミ合金製となると高級感がでますね。

アルミ合金を採用することのメリットは見た目の高級感だけではありません。
なにより放熱性への影響が大きいんじゃないかなと思います。大容量かつ高出力が可能なモバイルバッテリーですから、入出力時には熱が発生しやすくなります。熱伝導率の良いアルミ合金を使用していることで、バッテリー内部の熱を効率よく外へ逃がすことが可能になり、バッテリーへの負荷を抑えることができます。

高W数での充電時は本体がそれなりに熱くなりますが、しっかりと放熱できているということでしょう。
放熱性以外にも、RORRY独自の温度制御システムにより、過充電 / 過放電 / 短絡 / 加熱などに対する複数の保護機能も搭載しています。
昨今の”モバイルバッテリー発火のニュース”が話題となっていますが、安全性への配慮は無視できないですからね。
唯一にして最大の不満点がUSB-Cポートの複数使用
魅力的なスペックが詰まったH4ですが、この不満点だけはいただけません。ちょっと致命的じゃないかな。
それはUSB-Cポートを同時に使うと、出力合計が約15W程度になってしまうこと。

えっ、100Wはどこへ行った?ってなりますよね。
3台同時充電なんて、イヤホンとか小さめガジェットでしかほぼほぼ使い物になりませんよ。

今どきの主流はUSB-Cですから、実質USB-C1ポートしか使えないのは痛すぎる仕様ですね。
もう一つ気になるのがパススルー充電のときの仕様。一応説明書にはパススルー充電と呼ばれる、モバイルバッテリー本体への充電をしながら、出力先のデバイスへの充電も同時に行うことができるようになっているのですが、USB-C同士だとなぜかモバイルバッテリーからの出力がでないんですよね。パワー不足になってしまうからですかね。
モバイルバッテリーからの出力をUSB-Aにすると、どちらも充電してくれました。

まとめ

- 20,000mAhの大容量
- 最大100Wの高出力
- 便利なディスプレイ付き
- ケーブルレスで使用できる巻取り式ケーブル内蔵
- USB-Cの同時使用はパワー不足
- 持ち運ぶには重たい
今回は、RORRYの20,000mAh 130W 巻取り式モバイルバッテリー H4をレビューしました。
20,000mAhの大容量と合計130Wの高出力。さらには巻取り式ケーブルが内蔵しているのが魅力のモバイルバッテリーですが、複数デバイスをよく充電する人にとっては注意が必要です。
単ポート使用だと100Wの高出力が可能なので、電源が確保しづらい外出先でも安心してノートPCの充電が行えるモバイルバッテリーとしての使い道はありなのではないでしょうか。
セールやクーポンもあり、価格面での優位性はあるので、高出力可能なモバイルバッテリーがとりあえずほしいという人は、ぜひチェックしてみてください。