どうも、暑さの苦手ながちゃお(@gachao32)です。
年々暑くなっていく夏ですが、今年は夏が来る前からすでにとんでもなく暑い日が続いていますね。
暑さ対策としては扇風機やクーラーが一般的ですが、最近注目されているのが『ネッククーラー』。
”冷却プレート+冷風”の力で、首元からグングン冷やしてくれます。まるで自分だけを冷やしてくれるパーソナルクーラーのよう。
購入するかめちゃくちゃ悩んでいましたが、正直もっと早く買えばよかったと思ってます。
今回は数あるネッククーラーの中から、RANVOOのAICE LITE プラスを購入したので、使用感やメリット・デメリットをレビューしていきます。
屋外での使用はもちろん、室内での作業にもぴったりなネッククーラー。「ほんとに涼しくなるのか」「クーラーの代わりは務まるのか」「音や重さは?」など、気になる方はぜひ読み進めてみてください。
RANVOO AICE LITE プラスの特徴

RANVOOとは2012年に中国・深圳で設立されたメーカーで、今回紹介するネッククーラーや電動歯ブラシ、毛玉取り機などのパーソナル家電が人気です。
「テクノロジー × デザイン」に定評があり、数多くの受賞歴があるようです。
AICE LITE プラスは2025年の新モデルで、冷温両用・AI制御・アプリ対応など高機能なネッククーラーです。
製品仕様
サイズ(奥行き × 幅 × 厚さ) | 22 × 18 × 6 cm |
重さ | 480g |
冷却面積 | 15,020m㎡ |
運転モード | 自然風モード / 冷却モード / 暖房モード / AIモード |
バッテリー容量 | 6000mAh |
連続運転時間 | 3.5‐19.2時間(運転モードや風量によって異なります) |
充電時間 | 1.5時間 |
充電ポート | USB-C |
動作温度 | 0℃‐45℃ |
アプリ | 対応 |
カラー | スノーホワイト / グレシャーブルー |
価格 | 36,899円 |
外観
同梱物はネッククーラー本体、充電用ケーブル、操作ガイド、取扱説明書。

カラーはスノーホワイト。サラサラとしたマットな質感。

首の後ろから横にかけて冷却プレート。

上部と下部にそれぞれ送風口が配置。


左側面にはバッテリー残量や運転モードを知らせてくれるディスプレイ。

上面には電源ボタンと調整ボタン。

本体中央部はヒンジがついており動かすことが可能。


重さは実測で約520g。

アプリ
操作は本体のボタンでも可能ですが、専用アプリ「RANVOO」を使用することでより細かい設定が行えます。
メイン画面ではバッテリー残量の確認や風量 / 温度の調節、モードの切替などが可能。

その他の設定として、通知音やインジケーターライトのオン・オフ、取扱説明書が確認できます。

運転モードは全部で8種類
ネッククーラー本体で切り替え可能なのは4種類
- 冷却モード
冷却プレートと冷風でとことん涼しく - 暖房モード
温熱プレートと温風でエアコン+カイロのような温かさ - 自然風モード
冷風のみでほどよく冷却 - AIモード
周囲の温度を自動感知し、風量や冷却レベルを最適にコントロール
さらにアプリから選択可能なモードはさらに4種類
- 静音
上記の各モードで選択可能。風量や温度はそのままに音量を抑える - 温湿布
暖房モードとなり、風量 0で温度は40℃固定 - 冷却優先
冷却モードとなり、風量 MAXで温度は16℃固定 - バッテリー優先
上記の各モードで選択可能。風量や温度はそのままにバッテリー消費を抑える
RANVOO AICE LITE プラスをレビュー

ここからは実際にRANVOO AICE LITE プラスを使用した感想をお伝えします。
想像以上に涼しい冷却体験
首全体を覆う15,020m㎡の大型冷却プレートと上下への2.8m/sの強風の効果は想像以上で、かなりの冷却効果を感じます。
- ICEMAX Plusテクノロジー
- 15,020m㎡の大型冷却プレート
- 高速冷却ファン&新型送風口設計で全方位冷風
- 45枚の放熱フィンで高放熱性能
特に冷却プレートの存在感は大きく、冷たいとさえ感じます。
首を覆う範囲が広いことと、ペルチェ素子による冷却効果が強いおかげですかね。これだけでも十分だと感じるレベルです。
凍らせて使うタイプのアイスリングが、常に取り出したばかりで使用できているような感覚です。

そこに上下への強力な冷風もプラスされるので、そりゃ涼しいわけですね。正直舐めてました。
室内での利用はRANVOO AICE LITE プラスだけで十分…と言いたいところですが、さすがに30℃近くなる室内でネッククーラーだけでは厳しい。プラスで扇風機を使用すればなんとかやれそうって感じです。
首元は涼しくなるんですけど、体や足元は暑いですからね。熱い空気を吸っているのもなかなかしんどい…。

屋外だと正直全く物足りません。あればもちろんいいんですけど、最強モードにしてもちょっと厳しいですね。日陰や日傘を使えばなんとかいけるかなというレベルです。

確実にあったほうがいいのは間違いないのですが、過信は禁物。陰を作ったり、水分をこまめに補給したりするなど、複数の対策とあわせて使用しましょう。
なんと温めることもできちゃう
RANVOO AICE LITE プラスは冷やすだけでなく、温めにも対応しています。
暖房モードはプレートと風の力で、温湿布モードはプレートのみで温めてくれます。
暖房モードの風に関しては送風でしょうか、あまり温かいとは感じませんし、風量もMAXにしてもあまり強くありません。検証しているのが周囲温度30℃の寒い環境ではないからですかね。このあたりは冬場に再検証してみたいと思います。

暑い時期ではありますが、エアコンの効いた部屋で寒いと感じることもあると思います。そんな時に首元をやさしく温めるというのも結構アリな使い方だと思います。
装着感は意外と気にならない
見た目が結構ゴツいので、つけると重たいんだろうなと思っていましたが、実際に使ってみると想像よりも気になりませんでした。

もちろん個人差はあると思いますが、フィット感が良く重さをうまく分散してくれるからか、首や肩が重たくてつけてられないと感じることはありませんでした。
1‐2時間の利用だからかもしれませんが、”ずっしり重い”ということはないと思います。
電池持ちは怪しいが充電しながら使えるから結果オーライ
最長19.2時間ということですが、最小風量の冷風のみの場合なので、正直使う機会はほとんどありません。
少なくとも冷却プレートはオンにしたいですし、冷風もほしいタイミングが多いです。
そうなると最短で3.5時間ということになるのですが、そこまで持つかな?というのが率直な印象で、意外と電池持ちは悪いんじゃないかな。
それでも充電しながら使用できるので、使っていてもあまり困りません。安い価格帯のネッククーラーでは、充電しながらの使用がNGのものが多いので、これは嬉しいポイントです。

屋外での使用ではモバイルバッテリーが必須かなと思いますが、長く使えるのはありがたいですよね。
音が結構気になる
Amazonの販売ページには静音設計と書いてあるんですけど、結構音は気になります。
周囲への音は確かに静かかなほうかな。風量レベル1/4くらいであれば周りにいてもさほど気になりませんが、それ以上だとそれなりに気になってきます。図書館などの静かな場所では使いにくいですね。
使っている側としてはかなりうるさいです。耳元で扇風機を回しているようなもんですからね。
作業のお供に使っていますが、全然集中できません。ノイズキャンセリングつきのイヤホンと併用することをおすすめします。

強力なノイズキャンセリングが魅力のBoseのワイヤレスイヤホンを使っています。

本体操作はイマイチでアプリ必須
RANVOO AICE LITE プラスは電源やモード / 強さの変更を本体ボタンで操作することができます。
ですが本体操作の場合、それぞれ決められた3パターンしか調節することができませんし、モード変更も4つしかできません。




このあたりがもう少し細かく調整ができると便利なのになと思います。
専用のアプリでは細かな調整や、追加のモードに変更することができるなど、むしろアプリの使用は必須です。
RANVOO AICE LITE プラスのおすすめの使い方

実際に使ってわかった、ネッククーラーのおすすめの使い方や場面を紹介します。
朝や夜の一人時間に
真夏だとしても、朝や夜の時間帯であればRANVOO AICE LITE プラスだけでも十分。
他の家族もいない、一人で作業するようなタイミングで「クーラーをつけるほどでもないかな」という時には、RANVOO AICE LITE プラスで暑さを凌いでいました。
室温としては27℃台ですかね。朝活のときに重宝しています。


運動後のクールダウンに
ランニングなどの運動をしたあとに、体の火照りをとるのにもピッタリです。
扇風機などの冷風でもいいんですが、やっぱり冷却プレートの効果は絶大。ひんやりとするのが気持ちがいいんですよ。
もちろんクーラーなどを効かせればいいんですけど、我が家の場合、走ってきた僕だけが暑いと感じているので、個人で涼をとれるネッククーラーがいいんですよね。
さすがに走りながらの装着は重たくなるので向いていませんでした。
屋外作業では使用必須
屋外で作業をしなければいけない時には、なくてはならない存在です。
レビューでも書きましたが、「RANVOO AICE LITE プラスだけあれば大丈夫」というわけではないのですが、あるのとないのとでは大違い。
ネッククーラーをつけたうえで、他の対策と合わせると、屋外の作業も少しは楽になるかなと思います。

冷えすぎた時には温湿布
どうしてもエアコンをかけていると、効きすぎて寒いと感じる人もいるかと思います。エアコンが苦手という人とか。
家族や友人など複数人でいる場合、みんながちょうどいい調整をするのが難しいです。
RANVOO AICE LITE プラスは温めることもできるので、少し寒い時には温湿布モードでじんわり温めてあげてください。
寒いときに食べるアイスのような贅沢感を味わえます。
RANVOO AICE LITE プラスでより快適な生活を

- 強力な冷却性能
- 温めることもできる
- 充電しながら使用できる
- 意外と気にならない装着感
- どこでも使える
- 価格はお高め
- 音は大きめで集中しづらい
- 本体の操作性はイマイチでアプリ必須
今回はRANVOO AICE LITE プラスをレビューしました。
初めてのネッククーラーということで、どのような使用感なのか気になっていたのですが、一度使うと病みつきになりますね。ただ「これがあればクーラーはいらない」というわけにはいきませんでした。
それでもどこでも持ち運んで使えるのは大きなメリット。特に外出の際には必ず持ち歩きたくなりますね。
気になるポイントとしては、価格は少々お高いというところでしょうか。いろいろな価格帯のネッククーラーも販売されていますが、RANVOO AICE LITE プラスの冷却性能を考えればしょうがないかもしれません。
温めることもできるので、寒い時期でも使えることを考えれば、一年中活躍してくれるのでむしろコスパはいいのかもしれません。
ネッククーラーがどれくらい効くのか、気になっている人の参考になってくれれば幸いです。