もう普通のマウスには戻れない、がちゃお(@gachao32)です。
2022年にトラックボールマウスのロジクール M575を使いだして、すっかり魅力にハマりきってしまいました。
そんな中新たな選択肢として目を引いたのがProtoArc EM01というトラックボールマウス。
巷ではロジクール MX ERGOとそっくりで話題になっているとか(買うまで知りませんでした)。
実際に手にとってみると、なるほど…たしかにMX ERGOに似ているかも。これで価格がおよそ1/3なの?と正直驚きました。
そんな期待が膨らむProtoArc EM01 を、MX ERGOや現在使用しているM575と比較しながらレビューしていきます。
結論から言うと”1/3の価格差は妥当で、MX ERGOを期待して買うと痛い目をみる”かなと。とくにMacを使っている人は注意が必要です。
- とりあえずトラックボールマウスを使ってみたい
- Windowsを使用している
- 静音タイプのマウスがいい
- 静音設計で静かな環境でも使える
- USB-C充電に対応
- 角度調整ができて手首に優しい
- コスパは高い
- 使えるボタンは意外と少ない
- ボタンの割り当てができない
- ボールの滑りはイマイチ
- ボールの取り外しはちとめんどう
ProtoArc EM01の特徴
ProtoArc EM01の特徴は、
- 合計3台と接続可能
- 0°と20°のチルトの切り替えができる
- クリック音は静音タイプ
- RGBあり
- 充電はUSB-C
- カラーはブラックとホワイトの2色展開
- 価格が安い(セール時は3,000円台)
とにかく低価格なのに機能を詰め込みましたというようなマウス。
カラー展開も2色用意してくれてるのはありがたい。
個人的にはボールの色がお気に入り(こいつが曲者…)。
スペック
商品名 | ProtoArc EM01 |
---|---|
接続方式 | デュアル接続(USB / Bluetooth) |
接続台数 | 最大3台 |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
ボタン数 | 8 |
チルト | 0°と20° |
クリック音 | 静音タイプ |
RGB | 4パターン |
DPI | 3段階調整可能(1000-1600-2400) |
バッテリー | 充電式(USB-C) |
駆動時間 | 連続120時間(使用状況により異なる) |
カラー | ブラック / ホワイト |
価格(記事執筆時) | 5,580円 |
複数接続が可能であったり、チルトの切り替えができたり、USB-Cで充電できたり、と必要な機能はそろっている印象。
それでいて価格は5,000円台(セール時は3,000円)とコスパはなかなか。
同梱物
同梱物は、マウス本体・充電用ケーブル・USBレシーバー・取扱説明書。
取扱説明書は日本語でも書かれており安心して読めます。
本体
ホワイト×シルバーでシンプルなデザイン。
ロジクールM575と比べるとやや暖色よりのホワイト。
チルト
ロジクール上位機種のMX ERGOを彷彿とさせるチルト機能。0°と20°が選べます。
0°
20°
RGB
ボール周りを鮮やかに演出してくれます。
パターンは4種類。ボタンを押して切り替えていきます。長押しでOFF。
OFFの状態でもスリープ復帰時には色で知らせてくれます。
ボタン各種
ボタン類は電源を含めると9つ。
左右クリック / ホイール / 接続切り替え
戻る / 進む
ライト / DPI 切り替え
電源ON / OFF
接続先がわかるインジケーター
ProtoArc EM01の使用感レビュー
ProtoArc EM01を実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
静音設計で静かな環境でも使える
使う環境によってはできるだけ音は出したくないところ。
デメリットになる理由もないのであるに越したことはないですね。
今まではあまり気にしたことはなかったのですが、1度体験してしまうとM575ではうるさく感じてしまいます。
USB-C充電に対応
最近のガジェットでは当たり前になってきたUSB-C充電。EM01もしっかりと対応してくれています。
MX ERGOはMicroUSBで、ここが残念だと言う人が多いとか少ないとか。
差込口はかなりコンパクトな作りになっているので、付属のケーブルか先の細いケーブルが必要になります。
角度調整ができて手首に優しい
そもそもトラックボールマウスは、親指操作でマウス自体を動かすことがないため手首には優しいマウスだと言われています。
僕もM575を使っていますが、その恩恵はたしかに実感できます。
しかし動かさないとはいえ、その角度があっているかは別問題。
個人的には少し角度がついている方が使いやすいし疲れにくいと感じます。M575ではカスタマイズして使っています。気になる人はこちらのロジクール M575を角度調整可能にして、最強のトラックボールマウスに!でチェックしてみてください。
上位機種のMX ERGOには搭載されている2段階の角度調整がついており、M575ユーザーとしては羨ましい限り。
コスパは高い
なんといっても1番のメリットではないでしょうか。
これだけの機能がついて、価格は5,000円台。セール時にはなんと3,000円台で購入できるコスパの高さ。
とりあえず使ってみようかなと思える価格です。
使えるボタンは意外と少ない
ここからは少し残念なポイントを。
ボタン数は8個と数字上は多いですが、RGBやDPIの調整専用のものもあり実質使えるのは
- 左右クリックボタン
- 戻る / 進む ボタン
- ホイール
上記の計5個くらいでしょうか。
しかしこのボタンがMacでは使えないのが少し残念。
Windowsでは問題なく使用できました。
ボタンの割り当てができない
ロジクール M575ではLogi Optionsというアプリによって各種ボタンに別の機能を割り当てることができ、作業効率を何倍にも高めることができます。
それに慣れてしまうと正直乗り換えるのはきびしい…。
もともとボタン割り当てをあまり使用していない、これから初めて使う、という人は気にする必要はありません。
ボールの滑りはイマイチ
色が好みだと伝えたボールですが、使用感は引っかかりがあり少し使いづらいかも。
ボールを取り替えるとスムーズになりました。
正直ボールを変えるだけでここまで違うのかというほど。
ボールの取り外しはちとめんどう
トラックボールマウスはメンテナンスのためにボールを外すことがあるのですが、これがなかなか外しにくい。
M575では指で押し出すことで簡単に外すことができるのに対し、EM01は細いモノを使う必要があります。
別にそれくらいいいじゃんと思われるかもしれませんが、意外と外す頻度ってあるんですよ。
ボールの内側に汚れが溜まりやすく、動かしやすさに直結してしまうので1週間に1度程度の掃除をおすすめします。
ProtoArc EM01 レビュー|まとめ
今回はProtoArc EM01をレビューしました。
メリット・デメリットをまとめると以下の通り。
- 静音設計で静かな環境でも使える
- USB-C充電に対応
- 角度調整ができて手首にやさしい
- コスパは高い
価格に対し盛りだくさんの機能を詰め込んでくれているなと感じますが、使い勝手の面では今ひとつというのが率直な感想。
M575からの乗り換えはきびしいけど、初めてのトラックボールとしてはありかなと。
- とりあえずトラックボールマウスを使ってみたい
- Windowsを使用している
- 静音タイプのマウスがいい
お金を出しても使い勝手にこだわりたいという人は、M575やMX ERGOなどの実績のある機種を選びましょう。
この記事が少しでもトラックボールマウス選びの参考になれば幸いです。
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