こんにちは、カメラ大好きがちゃお(@gachao32)です。
突然ですが、カメラバッグにどんなイメージをお持ちですか?
大きい、ゴツい、デザインはいまいち…。一般的にはネガティブなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
そんななか登場したのが、ガストンルーガの『GL X Nikon』というカメラバッグ。これがカメラバッグなの?と言いたくなるようなおしゃれなデザインが特徴的。
ただ、そこはNikonとコラボしたということで、機能的なこだわりも随所に見られます。
デザインと機能性の両立したカメラバッグ…、最高じゃないか!?
希望に胸を膨らませながら約1か月使い込んでわかった、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
- カメラバッグっぽくないおしゃれなデザイン
- 必要十分な収納力
- 高い防水性能で悪天候でも安心
- 疲れにくい背負心地
- 不安になる持ち手の耐久性
- 背負いながらのアクセスはしづらい
ガストンルーガ『GL X Nikon』特徴
ガストンルーガとNikonのコラボレーションによるカメラバッグ。
「アート・オブ・ライフ」の要素を体現し、品質、多機能性、環境に気を配る現代人にユニークな都市生活体験を提供します。
製品ページより
- GL X Nikon -
— ガストンルーガ | Gaston Luga (@gastonluga_jp) September 21, 2023
ガストンルーガがお送りする特別コラボ企画『GL X』。
今回は日本を代表するカメラブランド「Nikon(ニコン)」とコラボしました。
フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z… pic.twitter.com/Aor3r7SUvg
機能性はもちろん、デザインにもこだわったカメラバッグです。
- 防水定格16,000mmの高い防水性能
- 環境にやさしいリサイクル素材
- カスタマイズ性の高いカメラホルダー
- クッション性と通気性のある背面
製品仕様はこちら。
サイズ | ロールなし:62.5×29×14cm ロールあり:46×29×14cm |
重量 | 1.37kg |
内容量 | ロールなし:25.38L ロールあり:18.68L |
素材 | 本体:100%リサイクルポリエステル、TPUコーティング 裏地:100%リサイクルポリエステル |
耐水圧 | 16,000mm |
価格 | 29,590円 |
外観
マットなヴィーガンレザーは質感もよく、高級感があります。
外側にはジップ付きのポケットとペットボトルが入りそうな収納が左右に1つずつ。
ジップ付きポケットは独立しており、スマホや財布がすっぽり。
サイドのポケットは伸縮しない素材なのでやや入れづらい。サイズ的には一応500mlペットボトルが入ります。
持ち手はレザーともゴムとも言えない素材で少々心もとない。
所々にNikonのロゴが。
ロール部分を開けるとバッグの中へのアクセスが可能。しっかりと止水ファスナーが使われています。
開けるとこんな感じ。
正直あとで詳しく見ていくカメラホルダーを使用していると、上から出し入れすることはないかな。PCへのアクセスは可能です。
背面はクッション性のあるメッシュ素材。バッグの中へのアクセスはここから。ここのファスナーが防水仕様じゃないのがちと残念。まあよほどの雨じゃなければ背面まで濡れることはないのかな。
スーツケースに通すためのバンドも付いています。
ショルダーストラップも同様に厚みのあるメッシュ素材。
取外し可能なチェストストラップも。
バッグの底には底鋲が4つ。
収納
主な収納は独立するカメラホルダーと背面クッションの内側に。
カメラホルダーは取り外しが可能で、単独で使うこともできます。
取り付けはマジックテープで固定するだけなので簡単。
中には大中小と大きさの違う仕切りがそれぞれ2つずつ。こちらもマジックテープで自由にレイアウトを変更することが可能。
カメラホルダーにはちゃんと止水ファスナーが。本体にもつけてほしい。
側面と底面はそれなりの厚みがありますが、フタになる部分はペラペラ。単独で使う場合には注意が必要です。ここにもNikonのロゴが。
カメラホルダー底面にあるベルトは、フタの部分を止めるのに使うのかな。正直使わない気が…。
背面ファスナーをすべて開けると内側に収納が。このファスナーはボタンとマジックテープで止めることができ、完全に開ききるのを防いでくれます。
背面クッション内側の収納は、14インチまでのPCが入るスリーブ。その手前にはタブレット収納も。
11インチのiPad Pro + Magic Keyboardでもすっぽり。
その下には3つの独立した収納が。ファスナー付きもあり整理はしやすい。
ガストンルーガ『GL X Nikon』使用感レビュー
実際に使用していて感じたポイントは以下の6点。
- カメラバッグっぽくないおしゃれなデザイン
- 必要十分な収納力
- 高い防水性能で悪天候でも安心
- 疲れにくい背負心地
- 不安になる持ち手の耐久性
- 背負いながらのアクセスはしづらい
日常使いにもいけちゃうデザイン
さすがファッションブランドが手掛けたカメラバッグ。デザインの良さは抜群です。
カメラバッグのイメージはどうしても無骨というか、ゴツいというか、お世辞にもおしゃれとは言いづらいものが多く、あきらかにカメラバッグだなとわかるものが多かった。
ガジェット好きとしてはゴチャっと感のあるカメラバッグは嫌いじゃないんですけどね。ただ趣味でカメラをいじっている身からすると、目立ちたくないんです。
GL X Nikonはカメラを入れず日常的に使っていても違和感のないデザイン。まさに求めていたカメラバッグでした。
カメラバッグとして必要十分な収納力
カメラバッグとしての機能性の話ですが、こちらもしっかりとニーズに答えてくれています。
もちろん使う人によっては足りない容量なのかもしれません。そういう人はデザインよりも機能性を重視すると思うので、そもそも選択からは外れるのかな。
あくまでも”デザインも気にしながらカメラ機材も安心して持ち運びたい、カメラ1台にレンズ数本というようなコンパクトな装備”の場合には必要十分です。
実際に手持ちの機材を収納してみました。1度にこれだけを持ち出すことはまずありませんが、ミラーレスカメラ2台(フルサイズとAPS-C)、レンズ5本(望遠・標準ズーム、単焦点など)が無理なく入ります。
α7Ⅳのようにファインダーが上部についている場合は少し飛び出してしまいますが一応閉まります。
大切な機材をしっかりと守る高い防水性能
カメラバッグにはカメラはもちろん、レンズやPCなどの精密機器を入れることが多いですよね。
そうなると雨は天敵、濡れることは絶対に避けなければなりません。
GL X Nikonは耐水圧16,000mmととても高い防水性能を誇ります。ガストンルーガの製品はどれも防水性のある素材が使われていますが、GL X Nikonは軍を抜いています。
”濡れにくさ”の基準となる数値。記事にしみ込もうとする水の力を抑える性能。
- 300mm:小雨に耐えられる
- 2,000mm:中雨に耐えられる
- 10,000mm:大雨に耐えられる
- 20,000mm:嵐に耐えられる
参考までに傘の耐水圧は300~500mmのようで、よほど過酷な状況でなければ必要十分な性能があると言えます。
はじめから天候が悪いとわかっていればそれなりに対策はできますが、突然の雨でもこれなら安心です。
背面ファスナーが止水タイプでないのが少し残念なポイントですね。中のカメラホルダーには止水ファスナーが使われているのですが、そもそもこちらは素材が防水仕様ではなさそうなのでどこまで意味があるか…。
少々頼りないが背負心地はまずまず。持ち手は…
バッグ本体に対してショルダーストラップが細くないかな?持ち手もこれで大丈夫?と頼りなく感じていました。
ショルダーストラップに関しては、実際に使ってみると意外と悪くない。中身がパンパンになるほど詰めればさすがに痛くなると思いますが、カメラ1台にレンズ2本程度では気になるほどではありませんでした。
問題はグラブループと呼ばれる持ち手。これが本体に使われているヴィーガンレザーとは違いゴムのような素材で、細くて薄い。
重量があるときにグラブループで持つと、クッション性もないので手に食い込んで痛い。見た目もチープな印象を与えてしまうのでここはおしい。
背負いながらの出し入れには向かない
カメラ収納部へのアクセスは背面ファスナーをあけ、中にあるカメラホルダーのファスナーも開ける必要があります。
背負った状態でカメラを取り出そうと思うととてもやりにくい。
カメラバッグとしての役割としては、まずは大事な機材を安全に運ぶこと。その中でもサイドアクセスが可能で機動性にも優れているバッグはありますが、今度はデザインが…。
安全性と機動性とデザイン性、どれも優れているというのは難しいですよね。好みもありますし。
自分の使い方に合うカメラバッグを選んで行く必要があると思います。
ガストンルーガ『GL X Nikon』おすすめの使い方3選
GL X Nikonはデザインに特化した、カメラも運べるバックパックです。
そんなカメラバッグのおすすめの使い方を3つ提案します。
収納スペースの工夫でサイドアクセスを可能に
それなりに機材は持ち出しながら、手軽にカメラを出し入れしたい人におすすめの使い方です。
サイドアクセス専用のスペースはありませんが、カメラホルダー上部の左右どちらかにすぐに取り出したいカメラを収納することで、擬似的にサイドアクセスが可能になります。
上部にすることで落下防止用のボタンとマジックテープが邪魔になりません。
カメラバッグ + インナーポーチで簡単アクセス
持ち出すカメラは1台で、撮りたいときにすぐに取り出したい人におすすめ。
付属のカメラホルダーの代わりにインナーポーチを使う方法です。
多くの機材を持ち出さない人はこれで十分。より日常使いもしやすい。
上記の方法同様、背面ファスナーの上部を少し開けるだけで簡単に取り出せます。
日常使いに特化
GL X Nikonのデザイン性をいかして、日常使いのバックパックとして。
ノートPCやタブレットなんかを入れてカフェに持ち出してもおかしくない。
もはやカメラがなくても成立してしまうカメラバッグですね。
この場合は上部のロール部分から中へアクセス。スムーズにPCの出し入れが可能です。
ガストンルーガ『GL X Nikon』レビュー|まとめ
今回はガストンルーガとNikonがコラボしたカメラバッグ『GL X Nikon』をレビューしました。
- カメラバッグっぽくないおしゃれなデザイン
- 必要十分な収納力
- 高い防水性能で悪天候でも安心
- 疲れにくい背負心地
本格的にカメラを扱う人にとっては物足り部分が多いと思いますが、僕のように趣味でカメラを楽しむ人にぴったりのカメラバッグです。
デザインにもこだわりたいカメラ好きは要チェックです。