どうも、がちゃお(@gachao32)です。
キーボードといえば断然コンパクト派でしたが、初めてフルサイズキーボードを試しております。
今回紹介するのはEPOMAKERの Galaxy100 Liteという、テンキー付きの96%レイアウトメカニカルキーボード。もともと人気のある Galaxy100のライト版という位置付けの新しいキーボードです。
- ただのライト版ではなく進化版
- アルミニウムケース
- テンキー付き96%レイアウト
- ガスケットマウント搭載
- QMK/VIA対応
重厚感のある見た目とは裏腹な軽やかな打鍵感が病みつきになりそうなキーボード。テンキー付きキーボードとしての使い勝手も交えながら、詳細にレビューしていきます。
EPOMAKER Galaxy100 Liteの特徴

100キー+ノブの96%レイアウトキーボードで、金属製の重厚感と軽やかな打鍵感が特徴のキーボードです。
製品使用
製品名 | EPOMAKER Galaxy100 Lite |
サイズ | 405 × 137.8 × 32.3 mm |
重さ | 1.66 kg |
配列 | US配列 |
キー数 | 100キー(96%レイアウト) |
スイッチタイプ | Feker Marble White Switch / EPOMAKER Wisteria Linear Switch |
ホットスワップ | 対応 |
素材 | フレーム:アルミニウム合金 プレート:PP キーキャップ:PTBプラスチック |
構造 | サウンドダンプニングガスケット PORONサンドイッチフォーム IXPEスイッチパッド PET音響強化パッド EPDMスイッチソケットフォーム シリコンベース |
バックライト | 対応 |
対応OS | Mac / WIN / Android / iOS |
バッテリー | 8000mAh |
充電ポート | USB-C |
接続方法 | 有線 / Bluetooth5.0 / 2.4GHz |
ペアリング台数 | 3台 |
カラー | ブラック / クリーミーホワイト |
価格(公式サイト) | 17,600円~ |
外観
同梱物は、キーボード本体、USB-C to Aケーブル、USBレシーバー、キーキャップ/キースイッチプラー、予備キースイッチ、Mac用キーキャップ、ソフトウェアの案内、取扱説明書。

カラーはグラデーションが特徴的なブラックを選択。テンキーまでついた96%レイアウトキーボード。右上には押し込むこともできるノブが配置。


裏面の四角には幅広のゴム脚。中央には各種認証情報が記載されている。日本の技適もしっかりと取得済み。角度調整可能なスタンドはついていない。


側面から見ると、なだらかな傾斜がついている。

上部には接続先切り替えスイッチとUSBポート。

ホットスワップに対応しており、キースイッチの変更も可能。今回はMarble White Switchを選択。

付属のケーブルにUSBレシーバーがくっついています。

重さは約1.6kg。

EPOMAKER Galaxy100 Liteレビュー

実際にしばらくGalaxy100 Liteを使用して感じたことをお伝えしていきます。
さらに使いやすく進化したGalaxy100 Lite
現在使用しているGalaxy100 Liteは、以前から販売されていてとても人気のあるGalaxy100のライトバージョン。

- 軽量化
- ノブのカスタマイズが可能
- Mac用交換キーキャップが付属
やはりLiteと呼ばれるだけあって、重量が軽くなっています。といってもLiteでも重さは約1.6kgで、キーボードとしてはどっしりとした重さがあります。Galaxy100が約2kgなので、その差は400g。こう数字でみるとコンパクトなキーボード1つ分くらいはあるので、しっかりと軽量化されているんだと感じますが…ちゃんと重たいです。

ノブのカスタマイズに関しては、Galaxy100ではできなかったんですね。QMK/VIAでのカスタマイズは同じなんですが。いい使い道が思い浮かばないので触らず音量調整のままにしています。

地味に嬉しいのがMac用のキーキャップ。以前レビューしたEPOMAKERのキーボードにはWindows版のみしか用意されていなかったので、あるといいのになと感じていました。ユーザーはWindowsのほうが多いんですかね。ただただありがたいです。

どうでしょうか。ライト版という位置づけかもしれませんが、中身を見てみると機能面/デザイン面において、むしろ進化してきました。これはさらに人気が出る予感がしますね。
打鍵感は極上そのもの
これまでいくつかキーボードを試してきましたが、Galaxy100 Liteの打鍵感は格別ですね。

- Marble White Switch
- アルミケース
- 静音構造
- ガスケットマウント
Galaxy100 LiteはMarble WhiteとWisteria Linearの2種類のスイッチから選ぶことができます。今回使用しているのはMarble White Switchなのですが、打鍵感は比較的軽く、コトコトとしたやや高い打鍵音を響かせてくれます。Wisteria Linear Switchもリニアなので同じように打鍵感は軽いのですが、Marble White Switchは軽いんだけどねっとりとした粘りもあるようなクリーミーさもプラスされており、打っていてとても気持ちがいいです。

ケースがアルミという金属製であることや、5層にもなる静音構造のおかげで、無駄に反響することなく、とても心地よい音を奏でてくれます。

ガスケットマウントのおかげで程よく力を吸収してくれるためか、底打ち感も強すぎることなく、長時間打っていても疲れにくいキーボードだと思います。

金属ボディの重厚感のある見た目とは裏腹に、とても軽やかでクリーミーな打鍵感をぜひ体験してみてほしいと思います。
存在感バツグンのフルサイズキーボード
Galaxy100 Liteはその名の通り、100キーからなる96%レイアウトキーボードです。96%というとテンキーまでしっかりと配置されています。

作業で数字をよく扱う人にとっては、テンキーはなくてはならない存在ですよね。
デスクに置いたときの存在感はなかなかです。

普段からテンキー付きのキーボードを使わない人からすると、メリットにもデメリットにも感じることがありました。
メリット
- 半角ですぐに打てる
- ブラインドタッチがしやすい
デメリット
- マウスまでの距離が遠い
- センターをどこに合わせるか問題
何と言ってもすぐに数字が打てるのが最大のメリットですよね。
一応上部に数字キーが配置されていますが、かな入力中は全角になってしまうのが面倒だなと感じていました。ですが右側のテンキーで数字を打つと半角入力になってくれるので、変換する必要がなくとても楽です。
また電卓のように配置されており、ブラインドタッチでの入力もできちゃいます。

逆にテンキーがあることで、マウスまでの距離が遠くなってしまうのがデメリットですね。キーボードとマウスの行き来を良くする人にとっては煩わしく感じるでしょう。

配置に関しても悩ましいのが、キーボードのセンターをどこに合わせるか問題。普段の文字入力する部分を中心に持ってくると、キーボード全体がなんとなくデスクの右に寄ってしまいます。

逆にキーボード全体の中心をセンターに持ってくると、文字入力するのに体が左に寄ってしまってなんとなく気持ちが悪い。

僕は体を真ん中に持ってきたいので、キーボードをやや右側に配置していますが、よりマウスが遠くなるのでモヤモヤしています。
対象的な2色展開でデスクの雰囲気に合わせやすい
Galaxy100 Liteのカラーは、”グラデーションが特徴的でシックなブラック”と、”全体的に柔らかい印象を受ける爽やかなクリーミーホワイト”の2色展開。
結構対象的な2色なので、カラーによって全く印象が変わります。
今回はブラックを選びましたが、このグラデーションがたまらないですね。おかげでブラックなんですけど、暗くなりすぎず、白デスクにも合うなと思います。

クリーミーホワイトのほうが白デスクには合うかもしれませんが、ブルーやイエローが淡い色合いなので、柔らかくなりすぎるかなと思い選びませんでした。まあ好みの問題です。

デスクの雰囲気に合わせてカラーも選びたいですね。
もちろんQMK/VIAに対応
先代同様、Galaxy100 LiteももちろんQMK/VIAによるキーマップの変更に対応しています。JSONファイルはこちら。

ほぼ全てのキーが配置されているので、変更する必要はなさそうですが、より自分好みにカスタマイズすることができます。
たとえばテンキー部分によく使うショートカットをまとめておくなど、左手デバイス的な使い方を割り当てても面白いのかなとも思いますね。

まとめ|Liteは廉価版じゃない。軽く機能的になって進化したキーボード

- コトコトクリーミーだけど軽い打ち心地
- アルミ合金の重厚な質感
- 96%レイアウトは数字を扱う人には便利
- QMK/VIA対応で柔軟なキーリマップが可能
- 軽くなったとは言え重い
- マウスをよく使う人には相性はいまいち
今回は、EPOMAKER Galaxy100 Liteをレビューしました。
もともと人気のあったGalaxy100のライトバージョンですが、ただ軽くなっただけと思いきや、ノブのカスタマイズが可能になったり、Mac用のキーキャップが付属してきたりと、逆に進化しているのでは?とさえ感じる仕上がりとなっています。
レビューした内容以外にも、3つの接続方法(有線/Bluetooth/2.4Ghz)に対応していたり、柔軟なRGBライティングが行えたり、8000mAhの大容量バッテリーを搭載していたり、キーボードとしての基本性能は相変わらず高いです。さすがはEPOMAKER。
テンキー付きキーボードは初めて使いましたが、数字を多く扱うのであれば付いていたほうがやっぱり便利ですね。カスタマイズもできるので、こだわれば使い勝手は無限大に広がっていくなと感じました。
打鍵感にこだわりたい、テンキー付きのキーボードをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
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