どうも、がちゃお(@gachao32)です。
今回は、Edifierの新型イヤホン「NeoBuds Planar」をご紹介します。
これまでいくつかワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、Edfierは初。僕はどちらかというとスピーカーで目にすることが多くて、コスパ / 音質 / デザインどれもいい製品だなと思っていました。
ワイヤレスイヤホンはというと、ブラックが基調でデザインはゴツめのものが多い、男性受けしそうな“硬派”な印象を受けました。あくまでも見た目の印象です。

さて、今回紹介する「NeoBuds Planar」は平面磁界型ドライバーという、大型スピーカーやヘッドホンに採用されてきた技術を搭載していることが大きな特徴です。
平面磁界型ドライバー?ワイヤレスイヤホンにヘッドホンの音質が?イヤホン初心者でも違いがわかるのか?
期待とワクワクしかないワイヤレスイヤホンをしっかりとレビューしていきたいと思います。
Edifier NeoBuds Planarの特徴

Edifier NeoBuds Planarの最大の特徴は平面磁界型ドライバー。
- 音を出すための振動板(ダイアフラム)を、磁力で均一に振動させるタイプのドライバー
- ダイアフラムに電流が流れると磁場の相互作用で「面全体が振動」し、この振動によって空気が動き、音がなる仕組み
- 一般的なドライバーであるダイナミック型(簡単に言うとスピーカーを小さくしたもの)とは構造が根本的に違うため、音の特徴も異なる
→面全体が均一に動くため音の歪みが少なく、中高音の解像度が高い、自然な音が特徴 - 駆動にパワーが必要なためサイズが大きくなりやすく、ワイヤレスイヤホンへの採用はハードルが高い

NeoBuds Planarでは平面磁界型ドライバーの小型化に成功した革新的なワイヤレスイヤホンとなっています。
製品仕様
ドライバー方式 | 平面磁界型ドライバー |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LDAC 5.0、Snapdragon Sound™、aptX™、aptX™ adaptive、aptX™ Lossless |
Bluetooth | 5.4 |
再生時間(イヤホン本体 / ケース) | ノイズキャンセリング ON:5時間 / 15時間 ノイズキャンセリング OFF:7.5時間 / 22.5時間 |
重さ(イヤホン本体 / ケース込み) | 6.1g / 61.3g |
充電方式 | USB Type-C / ワイヤレス |
ノイズキャンセリング | アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング |
外音取り込み | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
ゲームモード | 対応 |
防水性能 | IP55 |
着脱センサー | 対応 |
アプリ | EDIFIER ConneX |
カラー | ブラック |
外観
同梱物はイヤホン、充電用ケーブル、交換用イヤーピース、収納ポーチ、取扱説明書。

ケースはマットな質感。カラーはブラック。

後面には充電用USB-Cポートとロゴ。

前面は充電時や開閉時に光るLED。

フタを開けるとイヤーピースが下になるように収納されています。ペアリングボタンも搭載。

イヤホン本体はケース同様、マットな質感で指紋はつきにくい。背面にロゴが見えます。

スティックはやや短め。側面にはセンサー式のボタン。

耳にはめ込む部分はカナル型の一般的なデザイン。

ノズル部分はほぼ円形。

重さは実測で6.1g。

ケース込みで61.3g。

装着したところ
正面から見るとこんな感じ。

側面からはこちら。

アプリ「EDIFIER ConneX」
NeoBuds Planarはアプリに対応しており、「EDIFIER ConneX」にて各種操作を行うことができます。
メイン画面ではバッテリー残量の確認 / ノイズキャンセリングモードの切り替え / イコライザー /ゲームモードの切り替え / ケース前面のLEDライトの色の変更が行えます。
個人的にケースのLEDライトの色を変えられるのはとても斬新でテンションが上りました。

イコライザーは3つのモードとカスタムイコライザーを選択可能。

設定画面ではタッチコントロールの設定や装着検出のオン/オフなどを行うことができます。

なかでもタッチコントロールをするときの押し込む感度を変更できるので、タッチコントロールではありがちなご操作を減らすことができます。

Edifier NeoBuds Planarのレビュー

ここからは実際にNeoBuds Planarを使用してみて感じたことをお伝えしていきます。
平面磁界型ドライバーおそるべし
ドライバーが変わるだけでそんなに音が変わるのか半信半疑でしたが、いい意味で裏切られました。

中高音域の音がどれもクリアで鮮明に聞こえ、音場もとても広く感じました。今までのイヤホンで聞いている感覚とは明らかに違いましたね。
それぞれがはっきりと聞こえるんですけど、かといって主張し過ぎることなく、とてもバランスもいい。聞いていてとても気持ちがいいんです。
低音に感してはやや物足りなさを感じましたが、イコライザーを“ダイナミック”に変更することで改善されるので、好みに合わせて対応が可能です。
初心者でもわかるリスリング体験を味わえる「平面磁界型ドライバー」の実力は伊達じゃありません。ぜひ一度試してみてほしい。
ノイズキャンセリング性能はまずまず
NeoBuds Planarのノイズキャンセリングは低音を中心にノイズをカットしてくれます。

人の声などは遠くで聞こえるかなと言う程度に。
手持ちのイヤホンと比較すると、ノイズキャンセリングが売りの「BOSE QuietComfort Earbuds Ⅱ」や「SOUNDPEATS Air5 Pro」よりは効きは弱い印象。

ノイズキャンセリングが特別強いというわけではありません。
音楽を再生してしまえが周りの音は気にならなくなるので、音楽に集中するのには十分な効きだと思います。
外音取り込みは小さな音量であれば会話をすることはできますが、ややフィルターがかかったような、音量が1段階下がって聞こえます。
ノイズキャンセリング同様、特筆するほどではありませんが、使用するには必要十分な性能だと思います。
装着感は驚くほどぴったり
ものすごく耳にピッタリしてくれて驚きました。イヤーピースも全5サイズ用意してくれているので、自分の耳に合うサイズはきっと見つかるはず。

ピッタリとハマったときの遮音性がものすごく高く、ノイズキャンセリングOFFの状態でも「ノイキャン効かせてたっけ?」と感じるほど音がカットされます。
遮音性が高いと圧迫感も強いと思う人もいるかも知れませんが、意外と強くありません。
まるで付けていないようなとはいいませんが、1~2時間装着していても痛くなることはなく、遮音性の高さからすると相当装着感はいいと思います。

イヤホンの重さも6gも超えており、最近のイヤホンでいうと重い部類だと思いますが、それを加味しても耳への負担は少ないと思います。
コントロール可能なタッチ操作は最高
NeoBuds Planarは物理ボタンは搭載しておらず、センサー式のボタンで操作します。

ですがクリック感を電子的にフィードバックしてくれるので、操作感は物理ボタンそのものです。
驚きなのがタッチ操作するときの感度を変更できること。
センサー式のボタンはどうしても誤動作を起こしやすいですが、感度を下げておけばしっかりと押さないと反応しなくなるのでご動作の心配もなくなります。

すべてのセンサー式を採用しているイヤホンに搭載してほしい機能だと感じました。
便利なワイヤレス充電に対応
NeoBuds Planarはワイヤレス充電に対応してくれています。

そもそもケース込みで約30時間のロングバッテリー(イヤホン単体で約7.5時間)なので気にすることも少ないかもしれませんが、それでも充電器に乗せるだけで済むのは本当に便利。
個人的には必須な機能なのでありがたいです。
マルチポイントはLDACとの併用は不可
NeoBuds Planarは当然マルチポイントにも対応してくれていますが、高音質コーデックであるLDACとの併用はできません。

どちらも併用可能なイヤホンのほうが少ないですよね。
ちなみにaptX™でのマルチポイントは大丈夫でした。
あると便利な機能が詰め込まれている
すべてをためせてはいないのですが、ワイヤレスイヤホンにあると便利だなという機能がほとんど搭載されているように感じます。
より音質にこだわりたい人も満足できる、LDACやSnapdragon Sound™などの高音質コーデックにも対応。
ゲームモードや防水ににも対応しています。
音質だけでなく、使用感の面でも満足度の高いイヤホンです。
まとめ|機能も充実の音質にこだわったワイヤレスイヤホン

- 平面磁界型ドライバーで驚きの高音質
- 耳疲れしにくい装着感
- まるで物理操作なタッチコントロール
- ワイヤレス充電で簡単充電
- 見た目が少しゴツめ
今回は、Edifire NeoBuds Planarをレビューしました。
平面磁界型ドライバーを搭載したことによる音質の良さだけではなく、装着感や操作性の良さも含めて満足度の高いイヤホンです。
音質にこだわりたい人にはおすすめのイヤホンです。
イヤホン初心者でも違いがはっきりとわかるほどの高解像度なサウンドをぜひ体感してみてください。