散々話題になっていたシリコンケーブル。恥ずかしながらこのタイミングで初めて使用したのだが、なぜもっと早く使わなかったんだろうか…。
ケーブルなんてどれも同じだろうと、選択肢に入ることすらなかった。
しかし1度使ってしまうと、「シリコンケーブル使うのにデメリットってある?」「これさえ買っとけばいいんじゃない?」と感じてしまった。
そこで今回はシリコンケーブルについて、本当にメリットだけなのか、デメリットはないか。考えてみたいと思う。
シリコンケーブルとは
そもそもシリコンケーブルとはなんなのか。
今回取り扱うシリコンケーブルは、スマホやPCなどの電子機器の充電や接続をするために使用するケーブルで、主にUSB端子がついたもの。
- とにかく柔らかい触り心地
- 絡みにくい
- 断線しづらい
- 耐久性が高い
- カラバリが豊富
とにかく柔らかい触り心地
1番の特徴と言えるのがやっぱり触り心地のよさ。これはもう病みつきになるレベル。用もないのにただただ触っていたい。
従来のケーブルにはPVC(ポリ塩化ビニル)やナイロンが素材としてよく使われていた。PVCは比較的シリコンに近いかもしれないが、シリコンのような柔らかさはない。ナイロンはややざらつきのある触り心地。その中では群を抜いて柔らかくて気持ちがいい。
絡みにくい
これもまたすごくて、どんなにぐちゃぐちゃにしてもほんとに絡まない。ズボラな僕が雑に扱っても、絡まったケーブルをほどくようなイライラから解放してくれる。まるで魔法のよう。
これまでは、特にPVC製のケーブルでは束ねていると跡がつきやすく使いにくかったり、それこそ適当にポーチに入れようものなら出す時にはひどい有様に。
断線しづらい
充電ケーブルといえば長年使っていると切れてしまうことがある。切れるまではいかなくても中で断線してしまい充電できなくなるケースも。
シリコンケーブルは耐久性も抜群で折り曲げに強い。
同じくナイロンも折り曲げに強く耐久性は高いが、剛性も高いためそもそもそんなに折り曲がらないからだろう。
耐久性が高い
断線しづらいという点も耐久性の高さからくるが、他の特徴として耐熱性や耐寒性に優れているという点がある。そのため、さまざまな環境下においてケーブルを保護してくれ、長寿命化が期待できる。
実際の使用場面を考えてみても、気温の変化が大きい車の中での使用などで効果を発揮してくれそうだ。PVCやナイロンはどちらかというと熱に弱いため、暑い環境では不向き。
カラバリが豊富
これは完全にイメージなのだが、シリコンケーブルにはカラフルな色展開が見ていて豊富だ。その他の素材のケーブルでは、白・黒・グレーといったところが多い。着色がしやすいのだろうか。
このankerのシリコンケーブルシリーズ好き!!心地良い pic.twitter.com/SkGuBBs5V0
— なかまこ@SUNABACO (@nakamakoko) August 28, 2022
#好きなものに囲まれてたい
— なかまこ@SUNABACO (@nakamakoko) November 22, 2022
ANKERのシリコンケーブルシリーズ!!使いやすい!!絡まない!ケーブルの負担がない!収納しやすい!!
ちょっとだけ高いけど気持ちいい!! pic.twitter.com/lnYjALHP1S
シリコンケーブルを使用して感じたメリット
実際にいろいろな場面でシリコンケーブルを使ってみた。
- 無印良品『やわらかくて絡まりにくいUCBケーブル(60W)』
- VOLTEM『USB-C to USB-C(60W)』
- NIMASO『USB Cケーブル(60W)』
- Anker『PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル(100W)』
- CIO『240W CtoC シリコンケーブル
それぞれ対応W数やデータ転送速度に違いがあり、数値が高くなるほど一般的にはケーブルは太くなる。
各メーカーの比較はこちらの「シリコンケーブルをいろいろと比較してみた|特徴やおすすめは?」で紹介しています。
実際に使っていてメリットだと感じたのは以下の点。
- 取り回しがしやすく配線整理しやすい
- まとめてから使うときのストレスからの解放
- 軽くて携帯性に優れている
取り回しがしやく配線整理がしやすい
デスク環境を整えるために配線を整理することは重要だ。見た目が整っているとノイズが少なくなり作業に集中できるからだ。
デスクの縁や裏にケーブルを這わせる時に無理をさせ過ぎてしまうことはないだろうか。僕は多々ある。強引にやり過ぎてコネクタ部分が曲がってしまったことも…。
そんな配線整理でシリコンケーブルを使えば、比較的自由にケーブルを配置させることができる。それも安全に。
また固定するだけでなく、動かして使用する場合にはなおさら柔らかい方が有利だ。普段PCをクラムシェルモードで使用しているのだが、時々PCの画面を使いながら2画面体制で作業する時もある。
そんな時の移動でもシリコンケーブルのように柔らかいケーブルだとノンストレスで行える。
これだけでもケーブルは全てシリコンでいいのではないかと思う。
デスク上のケーブル整理にはこちらがおすすめ
まとめてから使うときのストレスからの解放
今度は持ち出して使う時だ。ポーチやカバンに入れて持ち出すときに、ケーブルバンドやクリップでまとめることが多いと思う。そこで起こる問題はこれ。折れ跡がついてしまう問題。
いざ使うときになかなか伸びてくれず、実に使いにくい。伸ばしても戻ってしまう。
シリコンケーブルでは使いたい時にサッと取り出して、スルスルーと伸ばしてすぐに使うことができる。ちょっとしたことだがケーブルを変えたことによって得られる体験は計り知れず、ぜひ体感してみてほしい。
軽くて携帯性に優れている
VOLTMEの1mのケーブルで比較。同じスペックだがシリコンケーブルのほうが軽い。
柔らかさも相まって持ち運びには最適。
シリコンケーブルを使用して感じたデメリットは?
ない。というわけにはいかないので絞り出してみた(ないに越したことはないが)。
- 価格はやや高め
- 太くはなるので少々かさばる
価格はやや高め
これまで普及してきたPVCやナイロン素材に比べると価格帯はやや高いか。とはいえ手が出ないほど高いわけではないので、使用環境をシリコンケーブルで揃えることは十分可能だ。
比較した結果、コスパに優れているのはNIMASO製のシリコンケーブル。1,000円以下で手に入れることができるのでオススメだ。
太くはなるので少々かさばる
同じスペックの素材違いのケーブルと比べるとやや太くなりがち。といってもその差はわずかなのでそこまで気になるほどではないかな。
まとめ|シリコンケーブルに気になるデメリットはなかった
個人的な意見ではあるが、改めて使ってみて絞り出そうとしても、買わない方がいいというほどのデメリットは見つからなかった。
- 取り回しがしやすく配線整理しやすい
- まとめてから使うときのストレスからの解放
- 軽くて携帯性に優れている
各メーカーがこぞって商品を出しているのもうなずける。それほどシリコンケーブルを使うメリットは大きい。
ワイヤレス充電が流行りに流行っている今でもなお、ケーブルがなくなることはまだまだない。身近でよく使うアイテムだからこそ、できる限りストレスは取り除いて快適に使っていきたいものだ。
この記事で少しでもシリコンケーブルの魅力が届けられれば幸いです。ぜひケーブル選びの参考にしてみてください。
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